2015年11月01日

第43号【2】 SFコーチング・ワークショップ最終回

SFアカデミア SFアカデミアは「SFコミュニケーション」に関する
学習と実践を促す学び合いの場です。

10周年記念企画スペシャルプログラム
プロコーチ渡辺照子の 「SFコーチング」ワークショップ 参加者募集

SFコーチングワークショップの様子

みなさん、秋が少しずつ深まっております。ごきげんいかがですか?

渡辺照子です。来たる11月29日(日)に、SFコーチング・ワークショップを、13時〜17時までの4時間、ちよだプラットフォームスクエアで開催いたします。

内容は、(1) SFコーチングのコツ (2) ケース毎の対応 (3) 実践練習 です。

⇒【SFコーチングのコツ】

SFコーチングのコツ、私が今まで実践したことで得たことを皆さんにお伝えします。

⇒【ケース毎の対応】

ケースを提示します。そのケースに対し、どのようにSFコーチングするか、 皆で意見交換しながら、対応の可能性をグループワークで見つけ出します。

⇒【実践練習】

コーチングを実施し、行ったコーチングに対し、リフレクティングチームというソリューションフォーカスのグループ援助プロセスを使って、スーパービジョンを行うことで、あなたのSFコーチングに磨きをかけます。

第3回がこのシリーズ最終回となります。皆様のご参加をお待ち申し上げます!

◆プログラム詳細:http://sf-academia.jp/program/coaching.php
◆お申込フォーム:http://sf-academia.jp/registration/reg_form.php#coachingws

◆過去に実施した(第1回目・第2回目)のワークショップレポート
【第一回レポート】http://sf-news.sblo.jp/article/150883509.html
【第二回レポート】http://sf-news.sblo.jp/article/164793670.html

◆「SFコーチング・ワークショップ」のDVDを期間限定(締切:12月28日)で販売しています。(各3,000円)
vol.1(平成27年4月29日実施:SFコーチング:OSKARモデル)
vol.2(平成27年8月29日実施:SFコーチング:OSKARモデル応用・SF質問)
★申込方法: info@solutionfocus.jp までメールでお申込みください。
お名前と「SFコーチングDVD vol.1か、vol.2購入希望」と書いて送信いただければ、手続き案内を返信いたします。

SFアカデミア by 渡辺照子
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第43号【3】 私とソリューションフォーカス「キラキラ魔法を広げたい」

私とソリューションフォーカス No.25

「 キラキラ魔法を広げたい 」柳原 里枝子

私とソリューションフォーカスの出会いは、知り合いから紹介をされて受講したSFベーシックです。特に感動したことは『解決志向での問いかけによるペアワーク』 その頃「ダンスを習いたかったが出来ていない」という相談をしたところ、「すでにできていることは?」「他には?ほかには?」「それが出来たらどんなことが起きるか?」などと問われ、答えているうちに「なんだか出来そうだ!」という気持ちに変化して、最後に「では、次は何をしますか?」と問われた時には「すぐにやろう!」という気持ちになりました。

魔法にかかったみたいに、今まで長年やりたいけど前に進めなかった事柄が急に出来る気持ちになりました。例えて言うなら、シンデレラが魔法使いに「ビビデバビデブ〜♪」と魔法をかけられたときのような感じです。

そしてその後、すぐに行動に移しあの頃は「40も過ぎて今さらダンスも恥ずかしい」と考えていたのに、年に2回発表会にまででるようになり、頻回にリハーサルに通う私を見て父に「おまえはダンサーか!」と笑われたぐらいです。

この経験をしてから、SFの勉強会に参加すると『ペアワーク』が楽しみで、今年も「英会話をしたいが出来ていない」という相談をしたところ魔法にかかり、現在は英会話教室に毎週通っています。

そんなわけで私にとってのSFは『キラキラ光る魔法』なのだと思います。

こうした体験を多くの皆様にも知っていただきたいし、丁度私はハラスメント対策やメンタルヘルスの講師をしておりますので伝えるチャンスも多く、今は研修プログラムの最後、一番大事なことを伝える部分で、解決志向でのしかり方や承認することの重要性、良いとこ眼鏡をかけることなどを熱く語っております。解決志向については、詳しく説明する時間は取れないことが多いので、「ご興味ある方は解決志向のマネジメントという本を青木安輝先生が書いているので読んでください」とホワイトボードに書きながら説明しております。

何度も先生のお名前を書く中で、先生の名前は「輝く」が入っており、まさにキラキラ光る魔法にぴったりだと思いました。

これからも、SFを勉強して皆様がお互いを尊重して気持ちよく働くことができる職場づくりの支援をしていけたらと思います。公私ともに役立つSFと出会うことが出来て本当によかったと思います。

【柳原 里枝子(やなぎはらりえこ)さん自己紹介】
株式会社ハートセラピー代表取締役
看護師・産業カウンセラー・認定心理士などの資格を持ち、大学付属病院および大手電機メーカーでの健康管理室勤務を経て2008年起業、現在は行政・企業・大学・病院において、セミナー講師を務める傍らメンタル・ハラスメントに関するコンサルティングを行う。趣味はダンス、シュノーケル、ワインを飲むこと、歌うこと。
OK眼鏡
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第43号【4】 SFアート・ラボ第七弾レポート

SFアカデミア SFアカデミアは「SFコミュニケーション」に関する
学習と実践を促す学び合いの場です。
SFアート・ラボ第七弾レポート by 小野友之(SFアーティストクラブ)
「体育会系SFの組織作り LIVEトーク!」
10月4日(日)13:30〜16:30 京都テルサ
ゲスト:豊村博明さん with Y部長
司会:青木安輝

みなさんがよく利用するガソリンスタンドは、どんなガソリンスタンドでしょうか?セルフですか、それとも店員さんが対応してくれるところですか。元気なお兄さんのはきはきした接客や、給油中の様々なセールストークを思い出す人もいるかもしれません。みなさんは普段どんな基準でガソリンスタンドを選んでいるでしょうか。

さて、今回のアートラボは、数店舗のガソリンスタンドを経営しているA社が話の舞台です。

冒頭、青木さんからSFアカデミアの基本理念について確認がありました。

アート・ラボの様子
【SFアカデミア 基本理念】
活かし合う力を高める
《SFアカデミア・クリード》
自分と他者を尊重し、互いを認め合う
多様な個性を活かし、違いから学び合う
メンバーが「想い」を実現する事を応援し合う
《SFアカデミア ミッション》
“SF inside”な人と組織を増やす

参加者一同,今日のこの場をどんな時間にしたいか,思いを確認しました。

そしてスケジュールは,次の通りでした。

  1. 参加者 自己紹介
  2. 豊村さんのレポート「体育会系SFの組織づくり」を読んだ感想&質問
  3. A社の現状紹介―店長さんたちのリソースゴシップ録音資料使用
  4. フューチャーゴシップ「未来の明るいA社はこのように展開していく!」
  5. 感想シェアリング
―SFと“体育会系”コミュニケーションの融合−

今回のアートラボは、“体育会系SFの組織作り”というレポートをSF実践コースで書かれた豊村さんとその中に登場するY部長がゲストで、事前にレポートを読んだ参加者と自由に意見交換をし合うという企画でした。

Y部長と豊村さん

豊村さんはS石油から販売会社であるA社に管理部長として出向中です。着任早々厳しい言葉が飛び交う“未達成会議”に衝撃を受けます。しかし、厳しい言葉の中にも部下を思いやる熱く強い思いを感じさせるY部長の関わりに,ここにSFの要素が入ったらさらに強い組織になるのではないかと直感しました。

そして、SFの良さと“体育会系”と形容される厳しい雰囲気のコミュニケーション文化を融合させて新しい組織文化を築く試みを始め、様々なご苦労を重ねていく様子がレポートには書かれています。その中での成功や失敗に関して、豊村さんとY部長に参加者が思い思いの角度から質問するという形でLIVEトークは進んでいきました。

―ソリューショニストと“体育会系”の最初の出会い−

SF本を1ページ読んで血が逆流しそうになった!

“未達成会議”の後、「できているところを認め、褒めていくことにも取り組んでいこう」という豊村さんの話を聞いて、Y部長は驚きました。業界で“鬼”と呼ばれたY部長には、目標未達成なのに「ほめる」ところを見つけるなどということは想像すらできませんでした。お互いに愛読書を交換することになり、豊村さんから渡された『解決志向の実践マネジメント』は、Y部長にとっては「1ページ読んだだけで血が逆流しそうになった」と言うほど、新鮮ではあっても大きな違和感を伴うものだったそうです。

逆に豊村さんは、Y部長の愛読書が「鬼上司の・・・」や「軍隊から学ぶ・・・」というタイトルのものが多いことに衝撃を受け、「ガツンと型にはめて統率していく」「90%叱り続けて、残りの10%で認めていく」等の文言に驚き、Y部長が「ほめて伸びるのはもともと才能あるヤツ」とか「仕事でがんばるのは当たり前(だからホメない)」などの表現をする本になった考え方の源流を知ることになりました。

しかし、今までと同じやり方を続けていては、厳しい状況を生き残ることができないという危機感から新しい組織のあり方を模索するために協力し合っていこうという連帯感をしっかり築くことができたのは、基本的に人への敬意を大切にするお二人であったからではないでしょうか。

―二人三脚の歩み−

豊村さんは、ガソリンという「製品による差別化ができない」商品を売る業態において業績を上げていくには、人間力しかないと考えていました。A社は大変厳しい業界の中で生き残ってきたわけだから、その組織文化にも良いところがあるはずと考え、Y部長が推進してきた体育会系の良さは壊さないようにするために、店長への指示は必ずY部長を通して行うことを徹底しました。また店舗情報は二人の間では全て共有することにしました。

豊村さん
そして、そんな中でSF要素を導入していくために、「人を認めていく」ことや「小さな変化を見逃さない」ことを大切にしようとしました。店長会議で「SFタイム」をつくり、「うまくいったこと」や「部下の良いところ」などを発表させることで、ポジティブな視点を持つことを促したり、なるべく現場でスタッフとこまめに話をするようにしたそうです。

さらに、店長に「自分の店舗のフューチャーパーフェクトを描いて紹介する」とか、「それをどこまで達成できているかのスケーリングをして、スモールステップを具体的に話し合う」などのワークに取り組んでもらいました。最初のうちはぎこちなかった店長たちも段々と人の成長を喜ぶことを素直に表現するようになったようです。会議で部下の良いところを発表する店長に対して他の店長たちがリソースゴシップ(良い噂話)をする様子を録音したものを豊村さんが聞かせてくれましたが、部下を成長させるために良いところを認める姿勢を大事にする様子、そしてその姿勢をさらに店長同士で認め合うことがかなり浸透している様子がうかがえました!

グループのガソリンスタンド7店舗
○店長ほか従業員は平均5人
・正社員2.5人
・アルバイト2.5人
店舗の構成
 

店長を飛び越えてY部長に認められたい社員・・・

90%叱り続ける“体育会系”マネジメントをしていたY部長。自分の中に理想があり、うまくいっていないところを見逃したり、1回緩めたりしてしまうと、坂をころげ落ちるようにどんどん悪くなってしまうのではないかという恐怖心があったとのこと。だからものすごいエネルギーを使って引き締めようとしていたそうです。

そんなY部長が豊村さんと関わる内に、気になってきたことがあったそうです。それは従業員の多くが 店長を飛び越えて直接Y部長の顔色をうかがったり、Y部長に認めてもらおうとするようになってしまっているのではないかという懸念でした。そして、叱られないようにしようとする発想で仕事をしたり、Y部長に認められないと会社への愛着が持ちにくくなっていたり、結局自ら工夫をすることなく言われたことだけやるような体質になっているのではないかと、現状を見るようになっていったそうです。

認めることは大事なんや!

スタッフ一人一人が自発性を発揮し、店長を中心にスタンドがまとまってチームとして仕事をして欲しい。そんな思いをもつY部長だったのに、豊村さんとタッグを組んだ当初は、「ほめる」ことに納得がいかず、「よいしょ」する感じや「調子を合わせる」感じがして嫌だったそうです。しかし色々な試行錯誤を重ねる中で「認める」という言葉に言い換えてから肚に落ちたそうです。

みんな頑張って仕事をしている。おべんちゃらは言いたくないが、本人にその努力や成果を発表させて、それを皆でねぎらうことならできると思うようになり、以前は良いところが見つかりにくかったのに、だんだんと認めるところが探せるようになってきたそうです。だが、まだ自分が個人的に褒めるのは照れくさいので、よかったことや成績などを皆で褒める場をなるべく多く作るようになったとのこと。

Y部長は「今、自分の仕事の一つは、認めてあげられる材料や場を作ること」とおっしゃいました。認め合う職場だと、スタッフは学んだことを楽しみながら仕事を覚えるようになるようです。業界の研修会でも「認めてあげる場を作ることで人材は育つ」という発表を聞き、Y部長は「認める場を定期的に作る」ことを大事にしていく方針を掲げるようになってきました。

小さな変化を見逃すな

アート・ラボの様子

人間力を大切にしている豊村さんが、店長会議で行ったリソースゴシップのやり方です。発表テーマは、自分の部下の成長した点。各店長が5分発表したら、他の店長たちに背中を見せます。そして他の店長たちはその背中に向けて「良いうわさ話」をします。

店長が発表するポイントは5つ。①どんな変化があったか。②どうやってその変化が起こったか。③大きく変わったきっかけは。④店長が心がけている関わりは。⑤次のステップアップのためにどんな変化を促すか。

違う店舗の店長同士が、自分の部下のよい変化についてシェアし合う中で、部下の成長を確かめ合うとともに、店長としての部下への関わりについてレパートリーを増やすことができているようでした。

「体育会系 vs SF」ではなく、体育会系 MEETS SF

最後にお互いの良さを認め合いながら、関わり続けることの価値が確認されました。

大変な思いをしている時「体育会系」で親身になって強いリーダーシップで関わり続けてくれるY部長がいるおかげで、頑張れたという声が確かにあるし、起こしてはならない事故や仕事のミスなどへの注意を高め、予防していくためにもこれまでのY部長のあり方は大切であるということ。

また、SFに出会ったY部長は、否定的な言動が多かったネットワークがよいネットワークに変わっていきつつあることを実感しているので、「認める」ことにも取り組み、自分の思い描いたフューチャーパーフェクトに向けて、これからも小さいステップアップに取り組んでいきたいとの思いを語ってくれました。

最後の記念写真は、ノーマルバージョンだけでなく、ちょっとお茶目に「体育会系バージョン」も撮ってみました(笑)。

【記念写真 ノーマルバージョン】 【記念写真 体育会系バージョン】
記念写真ノーマルバージョン lab7-07.jpg

今回はSFアーティストクラブメンバー小野友之がレポートしましたぁ。

SFアカデミア
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2015年10月01日

第42号【1-A】 スペシャルレポート

世界で初めての“SF inside”企業訪問ツアー
2015年6月18日
青木安輝

ソリューションフォーカスが組織活性化に応用されている国々の中でも初の試みである「“SF inside”企業訪問ツアー」は、J-SOL8開催の2日前6月18日に実施されました。

“SF inside”を目指している組織の現場を見学したいという希望は以前から何人もの人が表明していましたが、今回は「SFアーティストクラブ」の新年会でメンバー同士が何か面白いことやりたいねとワイワイ話す中で決まったものです。J-SOLの時に来日する海外ソリューショニストを、観光だけではなく“SF inside”企業に案内してあげたら面白いのではないかというアイデアに、ザクロス(藤森工業株式会社)横浜事業所所長の志田正士さんとサイゼリヤ組織開発室の勝川さんが賛同してくださって実現しました。

一般参加者も募集して、国際色豊かな一団がザクロス横浜事業所を朝から訪問し、工場見学の後に会議室で交流会をしました。ザクロス、サイゼリヤそしてHi5(スウエーデン)の三社から“SF inside”活動についてのプレゼンテーションがあり、意見交換の時間が持たれました。午後はサイゼリヤ横浜ビジネスパーク店に移動し、イタリア系スイス人のマルコ・ロンザーニさんが絶賛した美味しいイタリア料理とワインをいただきながら懇親会パーティーを楽しみました。

ザクロス横浜事業所玄関ロビーにて
ザクロス横浜事業所玄関ロビーにて

交流会では、各社プレゼンテーションに先だってスイスのジュリア・カレンバーグさんからザクロスの皆さんへ感謝の気持ちを伝えるスピーチがありました。ジュリアさんは、私が2011年にSOL国際大会でザクロスの“SF inside”事例を紹介したのを聞いて、深く感銘を受けたそうです。そして、その後そこから得たアイデアをご自身のコンサルティングに応用して、クライアントさんからとても喜ばれたので、いつかザクロスの皆さんにお礼を言いたいと思っていたのが今日実現して本当にうれしいと語ってくれました。ザクロスの皆さんがたてた小さな波がスイスまで届き、そのおかげで今日自分がここにいるということに感動しているという言葉が、そこにいた全ての人の心に届いているのがよくわかりました。

青木、ジュリアさん、本間さん スピーチをするジュリアさん
私(青木)、ジュリアさん、本間さん スピーチをするジュリアさん

ザクロスにおける“SF inside”の取組についてのプレゼンテーションがあり、最後に名張・三重事業所でSF活動を牽引してきた本間俊介氏からのまとめのレクチャーがありました。私が感銘を受けたのは、本間さんのレクチャーの中の「経営層の心得」でした。「結果は急がないが、行動はアクティブに」「できている事実を見つけて、伝える努力をする」「ボトムアップしてきた提案は実現する努力をする姿勢を示す」「黙って聞いて承認する姿勢を示す」など、部下が意欲的に頑張ることができるようSF的にサポートする役割をしっかり果たしながらも、「時には多少のソリューションフォーストもあり」と、上司としてここは譲れないというところはしっかり締めているそうです。そして、本間さん独自の表現ですが「SF種まき人を探してほのめかす」というのが面白いと思いました。「SF実践コース」とJ-SOLに毎年部下を送りだしてくれていますが、これまでに参加してくれた皆さんを想い浮かべると「SF種まき人」だったんだなあと感慨深いものがありました。そして、多くの人が深く頷いていたのが次のコメントでした。

「SF活動を始めると楽しくお祭り騒ぎのように盛り上がるけど、それが静まったからといってまた何かイベントをやろうと無理をする必要はない。地道な活動を継続することが重要。自分たちは何もやっていないように思っても周りが感じてくれる。SFはもともと地道なもの。それがSFインサイド。」

そして毎日3〜5分使って続けている「SF朝礼」の効果等についてお話ししてくださって、小さなことを続けることの重要性について皆が納得したようでした。

経営層の心得について語る本間さん プレゼンテーションに聞き入る欧州ソリューショニストたち
経営層の心得について語る本間さん プレゼンテーションに聞き入る
欧州ソリューショニストたち
一般参加者とサイゼリヤの皆さん 質問するニクラスさん
一般参加者とサイゼリヤの皆さん 質問するニクラスさん

休憩の際には、とらやの水羊羹がふるまわれましたが、この容器はこの工場で作っているものだそうです。工場見学の際も、シャンプーなどよく目にする日用品の容器がここで作られていると知り、名前こそ前面に出されていないものの、ザクロス製品は案外身近にあるものだとわかり一同感激でした。

ミズヨウカン、オイシイデスネ 国際交流
ミズヨウカン、オイシイデスネ! 国際交流!

さて、後半はスウエーデンのニクラス・タイガー氏が経営するIT企業Hi5(ハイファイブ)が“SF inside”に取り組むことでいかに発展してきたかを語るプレゼンテーションから始まりました。SFを取り入れてから3年間で売上が2.7倍となったということがまずすごいですが、社員面談をSF式にしたことで、社員の自発性&創造性が高まり、喜んで仕事に打ち込んでいるという様子が巷に噂として流れて、採用面談に来た若者が「こちらの会社ではSFというマネジメント方式を採用されて社員がハッピーだと聞きました」と言ったというのが素晴らしいと思いました!

続いて、サイゼリヤの小路口さんと勝川さんによる「コンプる」活動についてのプレゼンテーションと、ジュニアスタッフ(店舗で働くスタッフ)の皆さんへのグループインタビューがありました。この中で多くの人が感銘を受けたのが、利益よりも人のためになることをするという経営方針でした。それがただ標語として飾られているだけなら、どこにでもありそうな言葉なのですが、ジュニアスタッフの皆さんへのインタビューで、3人の女性たちが本当にそれを体現している様子が伝わってきて、そういう経営方針に魂がこもっているからこそ、ソリューションフォーカスが活かされる土壌があったのだと感得できました。思わず涙腺がゆるむような心の琴線に触れる発言もあり、大変感動的なグループインタビューでした。

タイガー氏のプレゼンテーション サイゼリヤの勝川さんと小路口さん
タイガー氏のプレゼンテーション サイゼリヤ 勝川さん&小路口さん
ジュニアスタッフへのインタビュー 回答するジュニアスタッフの皆さん
ジュニアスタッフへのインタビュー 回答するジュニアスタッフの皆さん

午後はサイゼリヤの店舗に移動して、楽しい懇親会パーティー♪ここでの一つのハイライトは、マルコさんの即興イタリア語スピーチでした。食事を始めてからしばらくして、マルコさんがおもむろに立ち上がって、何をするのかなあと思ったらやおらイタリア語で何かを話し始めたのですが、通訳されなくてもそれが提供された飲み物食べ物を賞賛している内容だとわかりました。ある食材などはイタリアでもなかなか手に入らないものだそうで、それが日本でしかも「この値段で!」提供されていることに心の底から驚いたそうです。

ドイツから来たライナーさんはちょうどこの日が還暦の誕生日ということで、赤いちゃんちゃんこをプレゼントしたら、とってもうれしそうに着てくれました。ジュリアさんからは毎日良かったことを書くための手作りのオリジナルノートが何人かのキーマンにプレゼントされたり、ソリューショニストたちが幸せに過ごすパーティータイムはあっという間に過ぎていきました。海外ソリューショニストたちは終了後にバスに乗って幕張まで移動したのですが、誰一人居眠りすることなく、SFインサイドツアーについて語りっぱなしでした。

かんぱーい イエーイ
かんぱーい! イエーイ!
ジュリアさんからのプレゼント ライナーさんの還暦祝い
ジュリアさんからのプレゼント ライナーさんの還暦祝い

後日、このツアーを振り返って、ホスト側の皆さんのコメントをいただきましたので、いくつか紹介させていただきます。

志田正士さん(藤森工業 横浜事業所長):

「実はあの日ちょうど課長クラスが正門に並んで挨拶をする日だったので、ツアーの皆さんを出迎えるのにちょうどよかったです(笑)。廊下で社員がちゃんと挨拶をしているの が好印象だったというのを聞いて良かったです。

海外の方がJ-SOLではコンサルタントやコーチよりも現場の人間の発表が多いのが素晴らしいと言っているそうですが、現場の小集団が活動して結果を発表していくというのは日本的なのかもしれませんね。昔から割とそういう単位での発表はよくある。でもサイゼリヤさんのようにジュニアスタッフが発表する、というのはウチも見習いたいです。

今回、普段と違うことをやってとってもプラスになりました。ぜひまたやりたいです!」

福田総一郎さん(藤森工業 横浜事業所総務課):

「工場のリフレッシュルームに改善事例を置いてみんなが見えるようにしたのは私のアイデアだったのですが、それを皆さんが『いいね!』と言ってくれ、その前で記念写真を 撮ったりするのを見て、自分にとって大きな自信となりました。やはり外部の方に認めてもらうというのは新鮮ですね。

また、サイゼリヤのジュニアスタッフの方たちの活き活きとした発表、そして店長からのメッセージに涙していたことがいいな〜と思いました。

今回のことは社内報に載せるので、全社員・OBに伝わります。特に海外ゲストのことを強調してグローバルな点を打ち出したいと思います。」

勝川佐江子さん(サイゼリヤ組織開発室):

「百聞は一見に如かずの通り!志田さんとは実践コースが一緒で話には聞いていましたけど、その現場をこの目で見て体験できたのは大きかったです。ジュニアスタッフにとっても、社外の人と接して、同じことが違う言葉で表現されるのを聞くことで勉強になったと思います。

自分について言うと、このツアーやJ-SOL8を通じて感じたのは、肝が据わったってことですね。いろんなことがあるけど同じことをずっとやっていこう。今では実践する仲間がだんだん増えているしって思えます。

来週マネージャーのミーティングがあるので、ツアーやJ-SOL8のことだけでなくイタリア人のマルコがこんなにほめてくれたこと、ジュニアスタッフの様子も伝えたいです。」

小路口寛さん(サイゼリヤ組織開発室):

「ザクロス横浜事業所に入って廊下ですれ違う社員の方が挨拶をしてくださるのが、とても気持ち良かったです。サイゼリヤにも通じますね。

サイゼリヤで皆さんが美味しそうに食べて喜んでくださるのを見て、この仕事やってて良かったという気持ちをあらためて感じました。

知ることから体感できる、この違いは大きいので、今後の研修に活かしていきたいです。」

西哲雄さん(サイゼリヤ組織開発室):

「ザクロスさんの取り組みは前から聞いてましたけど、現場に行き製品の工程を話される皆さんの様子から、それをとても大切にしているのを感じました。それはこれまでSF活用事例だけを聞いているときにはあまり感じられなかったことなので感激でしたね。

働く皆さんの顔を見て親近感を感じたし、こっちも負けないように頑張ろうという気持ちが湧きました。仕事ではクレームを聞くことも多いですが、今回は直接ほめてもらって誇らしかったです。」

これらの感想を聞いていて思ったのですが、例えば挨拶のような日常のことって、自分のところのことは新鮮に感じないけど、他社に行くと新鮮にそのありがたみを感じるのではないでしょうか。それから人が自分の仕事を大事にしている姿を見ること、また見られること自体がパワフルな体験になるようです。特別なことじゃなくて、当たり前だと思っている毎日の普通のことの中に意味や喜びを見つけていくというのは、まさにSFマインドを持った人同士のコミュニケーションによって増幅されることだと思います。

今回の貴重な場を提供してくださったザクロスの皆さん、そして家で食べるような感覚で美味しいランチを提供してくださったサイゼリヤの皆さん、本当にありがとうございました!

<素敵な後日談>ZACROSと三井造船のSF交流会

上記のコメントをいただいたスカイプセッションで、次に「SFインサイドツアー」をするとしたらどこの会社を訪問してみたいですかと聞いてみました。すると三井造船の名前をあげる方が多かったです。大きな船をつくるところ、進水式などを見たら感動だろうなあと皆さんが口々におっしゃいました。昨年今年と大人数でJ-SOLに参加してくれた三井造船の現場の皆さんのインパクトが結構大きかったのだと思います。僕はそれもいいなあ、でも岡山まで行くとなると難しいなあと考えるだけで、その時は終わってしまいました。

ところが何とすごいニュースが入ってきました。ザクロスの皆さんが三井造船の皆さんと連絡を取り合って、9月28日の月曜日に進水式を見学がてらSF交流会を実施してしまったそうです!何という行動力。J-SOLを通じて始まった交流が、こういう形で発展していくというのは本当にうれしいです!

あまりにもうれしいので、双方の皆さんに許可を得て、記念写真を掲載させていただきます。

ZACROSと三井造船のSF交流会

受け入れ側の錦織みささん(三井造船安全衛生課)にコメントをいただきました。

「進水式・工場見学では、皆さん製品の大きさに驚かれていました。広い工場なのにきちんと安全に対する取り組みがされていることに、たくさんのOKメッセージをいただきました。
また、三重・名張・横浜事業所での取り組みを聞く皆さんの顔は、真剣そのものでした。
交流会終了後から、翌日もたくさんのメールをいただき多くの方が色々な気づきや再発見があったのだと感じました。
次回はぜひ、ZACROSで交流会をとご連絡をいただきました!」

素晴らしいですね!こんな現場のSF交流がどんどん増えるといいなと思います!

J-SOL by青木安輝
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