2015年12月01日

第44号【3】 私とソリューションフォーカス「言わないOKメッセージ」

私とソリューションフォーカス No.26

「言わないOKメッセージ」 仲野 勝也

僕とソリューションフォーカスの出会いは、ソリューションフォーカス発足時にウェブサイト等の制作を手掛けた時です。
僕はコーチとかではないので、見るもの聞くもの初めてづくしで新鮮でした。
「へぇ、こんな捉え方もあるのか・・」等々。
それからは、日常の生活の中でソリューションフォーカスを意識するようになってきました。
これは、そんな中で経験した一つのエピソードを「SFアーティストクラブ」でシェアしたものです。

R君と初めて会ったのは、彼がまだ中学生の時でした。
僕の友人(R君のお父さん。)がラーメン店を営んでいたので、そこでたまに顔を合わせていました。
彼はとても敏感な子で、自分の事を表現することがかなり苦手な子でした。
そのため、学校や友人関係などで何かあると、学校にも行かなくなる。
家にも帰ってこない。
僕も最初のうちは、「この子大丈夫かなぁ?」と心配もしていました。
それでも、中学校の先生の協力もあり、無事に高校入学もしました。
その頃から変化があり、お店で顔を合わせると「こんにちは。」と彼の方から挨拶もするようになったのです。
それまでは、こっちが「やぁ。」とか言ってもただちょっとうなずく程度だったのに。
そして、挨拶から始まり段々と会話をするようになり、少しずつ心を開いてくれるようになりました。
会話といっても、僕が何か話題をふって、後は彼の話を聞くだけ。
それはわざとそうしていました。
「そっかぁ。」「そうなんだ。」と話を聞く。
それが僕なりのOKメッセージのつもりでした。
彼には言うより聞く、その方が良いと思ったからです。

その彼も成人して、たまには一緒にお酒をのむようにもなりました。
先日、彼と彼のお母さんら数人と飲んだ時の事です。
彼が「師匠(何故か彼は僕の事を師匠と呼びます(笑))、師匠は俺に影響を与えてくれた大人の人、3人の中の一人なんですよ。」
と言ったのです。
僕は、「えっ、そうなの?何で?」と聞くと、「師匠は話をする時、絶対に否定から入らないじゃないですか。話の中でも否定するような事を言わないからです。俺が勝手な事言ってもちゃんと聞いてくれるし。」
嬉しかった、彼が人の事を照れもせずに堂々と話してくれた事が。
僕なりの、「言わないOKメッセージ」が伝わっていたんですね。
その後も、「俺こう思うんですよ、どうですかね?こんな事やってみたいんですよ。」等々いろいろ話してきました。

言わなくても届くのですね、OKメッセージは。

僕は思いました、「この子はもう大丈夫!」だと。

【仲野 勝也(なかのかつや)さん自己紹介】
インフラ関係の製図会社を経て、個人で業務システムの設計等 を始めました。株式会社ソリューションフォーカスでは、「オンライン・サポーター」をしています。
趣味はゴルフ、サッカー。ゴルフの腕をもっと上げたいです。
みなさまへ、感謝を込めて

これまで、渡されてきたリレーコラムのバトンは、
一旦ゴールインすることになりました。

快く執筆をしてくださった皆さん、
お読みくださった皆さん、どうもありがとうございました。

ソリューショニストの皆さんが、SFをどのように捉え、
どのように活用しているかを知ることは、私たちの
さらなるスモールステップにいい影響を及ぼしてくださったと
感じています。今後の皆さんのフューチャーパーフェクトに
向けた、前進を応援いたしております。

渡辺照子
OK眼鏡
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2015年11月01日

第43号【3】 私とソリューションフォーカス「キラキラ魔法を広げたい」

私とソリューションフォーカス No.25

「 キラキラ魔法を広げたい 」柳原 里枝子

私とソリューションフォーカスの出会いは、知り合いから紹介をされて受講したSFベーシックです。特に感動したことは『解決志向での問いかけによるペアワーク』 その頃「ダンスを習いたかったが出来ていない」という相談をしたところ、「すでにできていることは?」「他には?ほかには?」「それが出来たらどんなことが起きるか?」などと問われ、答えているうちに「なんだか出来そうだ!」という気持ちに変化して、最後に「では、次は何をしますか?」と問われた時には「すぐにやろう!」という気持ちになりました。

魔法にかかったみたいに、今まで長年やりたいけど前に進めなかった事柄が急に出来る気持ちになりました。例えて言うなら、シンデレラが魔法使いに「ビビデバビデブ〜♪」と魔法をかけられたときのような感じです。

そしてその後、すぐに行動に移しあの頃は「40も過ぎて今さらダンスも恥ずかしい」と考えていたのに、年に2回発表会にまででるようになり、頻回にリハーサルに通う私を見て父に「おまえはダンサーか!」と笑われたぐらいです。

この経験をしてから、SFの勉強会に参加すると『ペアワーク』が楽しみで、今年も「英会話をしたいが出来ていない」という相談をしたところ魔法にかかり、現在は英会話教室に毎週通っています。

そんなわけで私にとってのSFは『キラキラ光る魔法』なのだと思います。

こうした体験を多くの皆様にも知っていただきたいし、丁度私はハラスメント対策やメンタルヘルスの講師をしておりますので伝えるチャンスも多く、今は研修プログラムの最後、一番大事なことを伝える部分で、解決志向でのしかり方や承認することの重要性、良いとこ眼鏡をかけることなどを熱く語っております。解決志向については、詳しく説明する時間は取れないことが多いので、「ご興味ある方は解決志向のマネジメントという本を青木安輝先生が書いているので読んでください」とホワイトボードに書きながら説明しております。

何度も先生のお名前を書く中で、先生の名前は「輝く」が入っており、まさにキラキラ光る魔法にぴったりだと思いました。

これからも、SFを勉強して皆様がお互いを尊重して気持ちよく働くことができる職場づくりの支援をしていけたらと思います。公私ともに役立つSFと出会うことが出来て本当によかったと思います。

【柳原 里枝子(やなぎはらりえこ)さん自己紹介】
株式会社ハートセラピー代表取締役
看護師・産業カウンセラー・認定心理士などの資格を持ち、大学付属病院および大手電機メーカーでの健康管理室勤務を経て2008年起業、現在は行政・企業・大学・病院において、セミナー講師を務める傍らメンタル・ハラスメントに関するコンサルティングを行う。趣味はダンス、シュノーケル、ワインを飲むこと、歌うこと。
OK眼鏡
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2015年10月01日

第42号【3】 私とソリューションフォーカス「マネジメントに悩んでいるあなたへ」

私とソリューションフォーカス No.24

「マネジメントに悩んでいるあなたへ」星野 浩一

私がソリューションフォーカスと出会ったのは、今から4年ほど前になります。

当時の私は、部下と上手にコミュニケーションが取れずに悩んでいました。その結果、部下に仕事を任せることができず、私の仕事は増えていき、家に仕事を持ち帰り夜中まで仕事をしている生活になっていました。そんな時に私の妻が、「これを読んでみたら。きっと参考になると思うよ。」と1冊の本を差し出しました。その本こそ、青木先生の『解決志向の実践マネジメント』だったのです。

この本には、「何で」、「何で」と原因を追求する方法ではなく、「どうしたら出来るかな」、「どんなことが出来るかな」と解決に目を向ける、私が全く知らないマネジメントのやり方が書いてありました。現状を変えたいと切に願っていた私は、「これだ!!」と、直感的に感じました。その後、すぐにSF基礎コースを受講し、実際に職場に取り入れていきました。

私がソリューションフォーカスを好きな理由は、とてもシンプルで、すぐに取り入れられることです。例えば、ソリューションフォーカスでは、相手を認める手法である「OKメッセージ」があります。これを私が職場でどのように取り入れているかというと、例えば、先日このようなことがありました。

部下と半期の評価面談をしていた時のことです。私は、この部下のAさんは、実力がありますし、もっと多くのことにチャレンジしてもらいたいと思っていました。なので、必然的に私がAさんに話す内容は、Aさんにとって厳しい内容になりました。

それでもAさんが前向きに話を聞いてくれたのは、「Aさんはとっても仕事が出来るから、今以上に頑張って欲しいと思ってる。だから、少し厳しい内容になるよ。」と、話す前にOKメッセージを一言入れたことでした。この一言を入れることで、Aさんは「私に認められている、期待されている」ということがわかり、厳しい内容の話も前向きに聞いてくれたのです。

もし、「部下とコミュニケーションが上手に取れない」、「部下をどのようにマネジメントしたら良いのかわからない」と感じたなら、ソリューションフォーカスはとてもお勧めです。駄目マネージャーであった私でも、今では家に持ち帰る仕事は0になりました。きっとあなたがソリューションフォーカスを使えば、もっと素晴らしい成果を生み出せると思いますよ!!

【星野 浩一(ほしの こういち)さんの自己紹介】
流通業界で現場一筋16年。現在では2店舗兼任マネージャーとして活躍中。「紙一枚かんたん思考整理術」×「ソリューションフォーカス」の技法を使った「交換日記日報」・「月一回・紙一枚・個人面談」などの独自のメソッドを使い「上司が居なくても活性化する組織つくり」を目指す。
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2015年09月01日

第41号【2】 私とソリューションフォーカス「SFとFFの使いわけ」

私とソリューションフォーカス No.23

「SFとFFの使いわけ」志田 正士

私は現在、ZACROSの横浜事業所長として、生産事業所の運営をしています。常に新たな目標に向かっての挑戦や、日々発生する問題に対する対処を行っているわけですが、事業所長として重要だと思っているのは、事業所で働いてくれている皆が、より前向きに仕事に取り組む環境を作ることだと思っています。

当社では、SFとFF(ファクトフォーカス=一般的にはプロブレムフォーカス)の両方の手法を使って課題の解決に取り組んでいますが、その両輪が相まって成り立つと思っています。私自身は、社内で色々な部署を経験してきていますが、生産の仕事では、品質保証分野、生産管理分野が長く、FFでの問題解決が大半でした。「何故」を繰り返す事、数字ですべて置き換える事が中心で、SF的な発想は少なかったと思っています。特に、ヒューマンエラーと一般に言われる問題でも、「何故」を繰り返す事をしたり、対策は、とにかく人は誤りを犯すのが当たり前で、別の人が確認する事や機械を使って、とにかく発生しない様に取り組んできました。この事は決して間違いではありませんが、人に対してはSF的なアプローチをもっとするべきだったと思っています。特に、ヒューマンエラーをした人はただでさえ、落ち込んでいるのに(中にはまったく落ち込まない人がいたりして、それはそれで問題ですが)「何故そうなったの?」を繰り返すと、頭の中はマイナス方向に行ってしまい、自分で対策を考えずに(考えられずに)、上司やスタッフが机上で考えた対策を、実際には出来ないにもかかわらず、了承してしまうような状況を作っていたかもしれません。その上、同じようなエラーが再発すると、さらにチェックの回数を増やすといった上乗せ対策を実施するといった悪循環に陥っていました。ある時、お客様にヒューマンエラーの件でご説明に上がった時、「ダブルチェック、トリプルチェックでは必ず漏れは出ますよ」と言って、自分の会社の失敗談を話してくださったか方がいらっしゃいました。クレームの件で伺いながら、逆に「出ないようにする為には」を考える様にご指導を頂きました。この時はSFという言葉すら知りませんでしたし、考え方も無かったのですが、今考えればSF的な考えだと思います。

それから時間がたち、今は、事業所長として、SFという言葉は全く使わずに、「出来ない理由を言う前に、どうやったら出来るかを考えよう」と常日頃から所員には話しています。最近は、私の代わりに、部下がその部下に同じ話をしている場面に出くわし、うれしく思うと共に、「少しは考え方が定着して来たのかなー」と思っています。若いころにヒューマンエラーに対する対応で失敗もし、お客様から教えられたことが、今の仕事の根底で役立っています。

【志田正士(しだ まさし)さん 自己紹介】
ZACROSに入社して36年目。営業⇒生産事業所(技術→品質保証→生産管理)⇒営業⇒新事業開発⇒本社人事・総務⇒横浜事業所長 と色々な部署を経験。SFとは本社人事在籍中に名張事業所で取り組みを開始した時に便乗し勉強、横浜事業所転勤後、SF実践コースにも参加(5期)しながら、あえてSFという言葉を使わずに業務に生かしている。さらに、事業所内でSFメンバーの増殖中。
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2015年08月01日

第40号【2】 私とソリューションフォーカス「私の原点」

私とソリューションフォーカス No.22

「私の原点」西塚 啓

東北地方の市役所に勤務している西塚です。最初に、これまでの市役所での経歴を簡単に紹介しますが、かつて市の財政赤字が危機的状況の際には総務部で行政改革(事業仕分け)を担当、東日本大震災が発生した時はまさかの防災・危機管理担当係長でした。現在は教育委員会勤務ですが、一部住民の反発を受けながら「市立学校(幼稚園、小・中学校)適正配置」という名の統廃合を担当しています。
同僚からは、「もっとも不運なタイミングで、もっとも不運な部署に居合わせる、もっとも不運な市職員」と噂されていますが、それを紹介した青木安輝先生から「映画『ダイ・ハード』のブルース・ウィリスみたい!」と笑われ、「ブルース西塚」と命名されました(笑)

そんな私がソリューションフォーカスと出会ったのは、3年前。本庁から初めて出先の市立病院事務局へ出向となり、悶々と過ごしていた時でした。
当時勤務していた病院の職場環境は、慢性的な医師・看護師不足、財政的にも苦しい経営状況で「元気がない職場だな」と感じていました。そこで、青木先生が講師を務めているJIAM(全国市町村国際文化研修所)での「ソリューションフォーカスによる解決構築〜職場に笑顔と成果を増やす〜」というタイトルの研修を受講したという訳です。

JIAMでのSF研修は、前期・後期それぞれ2日の合計4日間で、前期・後期の間に約1か月の実践活動期間が設定されていました。私はとにかく「病院スタッフ、特に職員数が一番多い看護職員に笑顔を取り戻したい」との思いが強く、熱く燃えて研修を受講したのを記憶しています。
看護職員に笑顔を増やすためには、まずは看護局のトップである局長にソリューションフォーカスの素晴らしさを伝えなければと考え、前期の研修終了直後から、ほぼ毎日看護局長室へ通い、雑談からはじめて局長にSFの素晴らしさを刷り込みました。

ある日のこと。局長がひどく落ち込んでいる日がありました。話を伺うと、「去年(前任の看護局長時代)までは看護師長の統率がとれていた。看護師長会でもみんなが静かに話を聞き、指示に従っていた。でも今は看護師長から不平不満ばかり出て会議がまとまらない。私は看護局のトップとして指導力がないのではないか…」といった悩みでした。

おそらくSF研修を受ける前の私でしたら、「そうなんですか、大変ですね…。」と、簡単な一言で会話を終えていたと思います。

でも、研修を受けた後の私の頭の中には、こんなときこそ「OKメッセージ」を送らなきゃ!との思いがあり、とっさに「看護師長から不平不満が出るということは、去年よりも意見を言いやすい環境になったんじゃないですかね。看護師長の皆さんは、局長に意見を言えば、何か解決するかもしれない、という大きな期待感を持っていると思いますよ。最高のリーダーじゃないですか!」とOKメッセージのシャワーを浴びせました。

その直後の看護局長の表情、パッと明るく前向きな笑顔を見せた姿を、私は今でも忘れることができません。暗闇の中から一筋の光を探し当てたような、それはそれは素晴らしい笑顔でした。
私は「人の表情って、こんなにも劇的に変化するものなんだ!」と驚きつつ、このエピソードがソリューションフォーカスの魅力にどっぷりハマるきっかけにもなりました。

これが私のソリューションフォーカスの原点です。

その後、看護局長とは、看護師長会でのSFワークショップの開催、院内ワーク・ライフ・バランスの取組みへのSF的視点の導入などを共同で実践することができました。私は人事異動で病院を離れましたが、あの時の彼女の「最高の笑顔」が、今でも私をソリューションフォーカスに駆り立てる原動力になっています。

【西塚 啓(にしづか けい)さん自己紹介】
1970年生まれ。地方自治体職員で組織する「上を向いてあるく自治体ソリューショニストの会」のメンバーとして、J-SOL7の分科会事例発表で登壇。趣味はキャンプ、燻製づくり、バイクツーリング、スキー、たしなむ程度のお酒(笑)
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2015年07月01日

第39号【3】 私とソリューションフォーカス「落ち着いて自然に」

私とソリューションフォーカス No.21

「落ち着いて自然に」島田 良

美容室りんごの木の島田です。長野県長野市、須坂市で、約70名の仲間と美容室7店舗を運営しています。

僕がソリューションフォーカス(SF)と出会ったのは、今から8年ほど前。
友人のブログで、日本におけるSFのファウンダー青木安輝先生の存在を知り、青木先生の著作『解決志向の実践マネジメント』を拝読したことに始まります。

好きなエピソードは「イタリア人のサングラス」と「子供を叩いてしまう母親」の話です。
未読の方は「何のことやら?」ですよね。この機会に、ぜひ、ご購入ください。

それから基礎コース、実践コース、J-SOL…と参加させていただき、沢山のステキな言葉、人、出来事と巡り合うことができました。
おかげさまで、少しずつ自分なりのSFが醸成されていったように思います。

僕にとってのSF、それは「自分を落ち着かせ、先に進むために支えとなるもの」です。

ビジネスの現場は、なかなか自分の思い通りにはならないものです。
何時間もかけて話し合い「よし、これで完璧!」と思って実行しても、全然うまくいかなかったり、良かれと思って言ったこと、やったことが裏目に出てしまったり…。
そんな時、僕は結構へこんだり、あたふたしたりしてしまうのですが、「うまくいかない中でも、うまくいっていること、できていることは何?」と自分に問いかけると、ちょっと落ち着きます。
「気にしない、気にしない」とか「ポジティブにとらえれば…」とかではなく、「うまくいっていること」に目を向けることで、肩の力が抜けて「じゃあどうしようか?」と先に進もうとする力が、自分の中から出てくる気がします。
「課題は山積み。何から手をつけて良いのやら…」そんな時にも「うまくいっていること」「大切にしてきたこと」を起点に考えると、次にやることが見えてきます。

悪いところは自然と「目につく」。だからこそ、良いところを意識的に「見つける」必要がある。

僕にとっては、両方見えていることが、バランスがとれていて落ちついた状態であり、力まず自然に前に進むための力になっているようです。

【島田 良(しまだ りょう)さんプロフィール】
株式会社りんごの木 代表取締役
1976年1月生まれ。長野県長野市出身。都内大学卒業後、関東地方の美容室で4年間の過酷な修行を経験する。(株)りんごの木入社後は「スタッフと一緒に『理想の店づくり』をするプロセス」にこだわり、美容室のリニューアル、新規出店などを担当。2011年に創業者である父より代表権を引き継いだ。社業の傍ら、企業ブランディングの研修講師としても活動中。
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2015年06月01日

第38号【3】 私とソリューションフォーカス「1点アップのコーチングモデル」

私とソリューションフォーカス No.20

「1点アップのコーチングモデル」村松 賢一

私がソリューションフォーカス(以下SFと略)に初めて出合ったのは、約8年前になります。青木さんが講師をされていた基礎コースに参加した時でした。
当時、私は生命保険会社の営業教育部門で、コーチングの考え方やスキルを育成に当たる管理職にはすべからく伝えたいと考えていました。私が担当する研修の中で、何かしら簡単なコーチングセッションを体感させたいのですが、適当な素材が見つからずにいました。その時に基礎コースに参加して「OSKARモデル」に出合ったのです。ご存じの通り、このモデルがいいのは「ありたい姿(=Outcome)」に対して現状をスケーリング(=Scaling)で答えさせて、相手にそれを1ポイントずつ上げていくべく次にとる行動を小さく刻んで考えられるところでした。

早速、このモデルをコーチングの流れに取り入れ、研修で活用を始めました。始めた途端、参加者にとても好評で、当初は「OSKARモデル」と呼んで使っていましたが、途中から「1点アップのコーチングモデル」と称して、営業系の管理職のみならず内勤職種の管理職にも活用を広げていきました。
参加者の多くがこれを部下との日常的な懇談場面や目標管理面談に使ってくれました。
これに関しては面白いエピソードがあって、内勤総合職のある階層別研修会で、外部ベンダーによる面接演習が出された際に受講者の何名かが「ありたい姿を10点満点として、現状を得点化すると何点ですか?」「それを1点だけ上げるとしたら、次に何をしますか?」とやり始めたので、社外の講師が驚いて「御社には何か面談の際の標準フォーマットがあるのですか?」と尋ねてきたという話を人づてに聞いたことがありました。私個人としてはかなり痛快な気分になったものです。

管理職層にはこの「1点アップのコーチングモデル」だけでなく、その前提としての「問題志向と解決志向」を丁寧に説明して、SFの基本的な理解を図りました。とりわけ問題が起こった時に部下に対して、原因を追究する「詰め寄る」式の面談だけが行われ、そこから解決に向かう問いかけはほとんどなされることなく終わっていただけに、この「SF=解決志向」の考え方は社内で広く受け入れられるようになってきました。

実は今も私はこのSFの「1点アップのコーチングモデル」を次に上がってくる管理者に向けて研修を行っています。真に社内の面談の「標準フォーマット」になることを願いつつ・・・

【村松 賢一(むらまつ けんいち)さん自己紹介】
日本生命保険相互会社に勤務、現在は人材開発部門に在籍する。社内でコーチングやコミュニケーション系の研修、管理者向けの組織マネジメントなどの研修を担当、各職場における対話の場づくりなど組織開発的な関わりも行っている。個人的にはご朱印帳を携えての寺社仏閣めぐりが趣味、4年前からプロの先生に付いてブルースハープを習っているが上達は牛歩の如き有様
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2015年05月01日

第37号【3】 私とソリューションフォーカス「SF朝礼一筋」

私とソリューションフォーカス No.19

「SF朝礼一筋」谷奥勝美

ザクロスの谷奥といいます。入社して35年も経つと周りはほとんど年下の方ばかりです。未来のザクロスを担うその人たちに一人の人間が「定年までの6年間で何を残せるか」これが私の挑戦です。

SFとの出会いは5年前にさかのぼります。当時同じ課だったNさんがSF実践コースに参加されており、その夢をみんなの前で熱く語ってくれました。「個人商店の集まりである職場をひとつのチームにしたい」と。そしてその取り組みの中心がSF朝礼でありました。その熱い思いと行動は私の職場(Nさんとは別)にもいとも簡単に飛び火してきました。SF朝礼を実践する中で、普段近くにいてもあまり会話したことのない人たちの発言には人柄や会社以外での素顔が見えてきてとても新鮮だったことを覚えています。

SF朝礼(一言発言)の行い方
  • 毎朝の朝礼で一人づつ順番に1分間スピーチをしていただきます。(テーマは自由)
  • そのスピーチに対するコメントを2人の人から返してもらいます。

その後、市役所や地元の高校へ出張講座に出かけたり、実践コース2期生の方々主催のSFのイベントにも参加させていただきました。その参加者からいただくOKシャワーの心地よさと自分たちの取り組みが評価されたことで「私たちのやっていることは間違いではない」と確信を持つことができました。

名張事業所で約2年間続けた後、三重事業所に配属となりました。2012年1月に竣工式を迎えたザクロスの未来を託す事業所です。しかしゼロからの立ち上げの現実は厳しいものです。建屋に機械、ルールと手順、人との関わり・・・すべてが新しく手探りでした。そんな時にはやはり「SF朝礼」だろうと、着任当日の朝礼で導入宣言をし翌日から早速開始しました。当初は、意気込みが強すぎたのか私を敬遠する人もいましたし、メールで「今この取り組みが必要なのでしょうか」と抗議の声もありましたが、それも懐かしい思い出であり、3年経った今では事業所の全員がよき理解者となっています。

一言発言のみで始まったSF朝礼も私が実践コースに参加してからはOKメッセージを中心としたワークを多く取り入れるようになりました。また、創業100周年を迎えるにあたって作成されたコンセプトブックを使い企業理念の理解を広げようとした試みも行ってきました。現在は、昨年から実践コースに参加されているSさんの協力もあってSFと改善活動のコラボレーションで従業員満足度を上げる活動へとシフトしてきています。また、朝礼だけではなく年度末の全体教育においてもSFワークを使った講習の時間が定着してきています。

牛歩のようですが、実践する人や活動に広がりが出てきていますし、何より言いたいことは従業員同士の仲がよく協調性があるということでしょうか。最高の成果であると実感しています。プランもなくマニュアルもノウハウもありません。「うまくいかなかったらやめればいい」に甘んじた行き当たりばったりの取り組みですが、共に前進しようとする従業員の皆さんの協力に感謝しています。ザクロス三重は笑顔一杯で今日も明るく歩んでまいります。ご期待ください。

※J-SOL8では、分科会「夢の続き」でザクロスの取り組みをご紹介させていただきます。皆様のお越しを心よりお待ちしております。
【谷奥勝美(たにおく かつみ)さん自己紹介】
藤森工業勤続35年。ザクロス5夢の会会員。現在倉庫担当のリフトマンで普通のおっちゃん。
1961年三重県名張市の山奥で生まれ、現在も山を眺めながら暮らす。小さい頃から野山を駆け巡り、自然大好きな人間に育つ。趣味は旅行で、家内とは旅先で知り合ったのがきっかけ。うまいものや観光より人との出会いの方が良き思い出となっている。人の喜ぶ顔が大好き。
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2015年04月01日

第36号【3】 私とソリューションフォーカス「組織の激動を波乗りする私のSFエッセンス」

私とソリューションフォーカス No.18
「組織の激動を波乗りする私のSFエッセンス」
中川昌子

私は、一般総合病院のリハビリテーション科で現場の管理を任されている作業療法士です。

この数か月は、よく転職もせずにこれほどの大きな変化を経験できたものだ、と感心するほどの期間でした。機構が変わり、トップが変わり、現場への負荷が増え、大げさでなく何もかもが激変しました。言うまでもなく、事態はシビアな方向へとシフトしています。

課題が次から次へと降りかかりますが、「何故こんなことになったんだ!」という問題志向への逃げ道がありません。責任をとるべき人物がすでに交代しているからです。新しいリーダーからは、「今まではこうだった、は通用しない」と言い渡されています。過去に浸る余裕はなく、常に求められるのは解決志向の「どうすれば?」です。

もともと私は問題志向の強いタイプでした。ふと「今までの自分だったら、投げ出したくなったり、お手上げになったり、パニックを起こしていただろうな」と思います。何とか持ちこたえられているのは、SFの解決型思考に少しずつなじんでいたおかげです。最近では、考えても仕方のない「どうしてこうなった?」ではなく、「では、どうすれば?」に自然と思考が向くようになってきました。この変化には、大いに助けられています。(ただしこれは職場でのことで、家庭では相変わらず「何故こうなったの?」に軸がぶれてしまいます。そう簡単にはいきません)。

とにかく、ようやくこれまでの「退路がない断崖絶壁に立たされた経験」がバネになっている、と実感できるようになってきました。「あの時の辛さを思えば、今はまだ大丈夫!」

「起こったことは、みんな(私にとって)必要だった」。そんな風に考えられるようになった今の自分を、少しずつ好きになっています。

つい「〜だったら、うまくいくのに」「〜のような人さえいてくれたら」というありもしない幻想に解決を求めてしまいますが、よくよく考えれば(考えなくとも)、そんなに思い通りになるならこんな事態にはなりませんでした。とりあえず身の回りのリソースをかき集めてどうするかを考えていこう、と思っています。

と、ここまで書きながら気が付いたこと。「何だか少しずつ、ポジティブな気分になってきた!」。SFという緩やかなフレームの中で自分の出来事をまとめていくと、無理なくポジティブな状態になれるのですね。

【中川 昌子(なかがわ まさこ)さん 自己紹介】
作業療法士歴34年。リハビリテーションセンター・大学病院・精神病院・他で経験を積む。産業カウンセラー、生涯学習開発財団認定コーチ、日本コーチ協会認定メディカルコーチの資格を取得。臨床&マネージメント業務を実践中。
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2015年03月01日

第35号【3】 私とソリューションフォーカス「SFの流れにのったら、意外なつながりと出会いが待っていた」

私とソリューションフォーカス No.17
「SFの流れにのったら、意外なつながりと出会いが待っていた」
佐々木 ユキオ

私とソリューション・フォーカス(SF)の出会いは、平成23年度に全国市町村国際文化研修所(JIAM)で行われた青木安輝先生によるSF研修でした。実は、研修タイトルだけを見て内容も良くわからないまま、1泊2日×2回という日程を見て応募し参加した研修でした。今でもSFとの偶然の出会いに感謝しています。

SF研修を受講した当時、私は40歳になったところでした。これからの人生を豊かなものとするには、職場と自宅を往復するだけでなく、多くの他者との出会いが必要だと考えて、最初の一歩として参加したのがJIAMでのSF研修でした。ご存じない方がほとんどだと思いますが、JIAMには全国の地方自治体から研修生が集まることから、JIAMは単なる研修所ではなく、地方自治体職員を横につなぐ貴重な出会いの場なのです。

SF研修を受講したことから、その後2つの流れが生まれました。1つめは、SF研修に参加していた他市の人材育成担当者と知り合えた縁で、仕事術の自治体での研修講師の依頼があったこと。2つめは、SF研修の同期で集まってSF自主研修会を立ち上げたことです。

まず、SF研修での出会いから、思いがけず他の自治体で研修講師をさせていただくことになりました。残業時間をほぼゼロにしている仕事術を伝える研修の講師です。自治体職員でありながら他の自治体の職員研修の講師として壇上に立つという貴重な機会をいただきました。

また、SF研修の同期とともに「上を向いてあるく自治体ソリューショニストの会」というSF自主研修会を立ち上げました。J-SOL7では分科会で発表もさせていただいています。当初はJIAM研修の修了生が集まる研修会でしたが、その後、地方自治体職員等であれば誰でも参加できるようにしました。その過程で私自身もSFを学びなおし、SF研修の講師ができるまでになりました。人に教えることは自分が学ぶことでもあります。今では、自主研修会でSFを知り、その後にJIAMのSF研修に参加するという逆パターンも見られるようになりました。

さらにSFを通じて、J-SOLやLAB WESTのセミナーにも参加するようになり、地方自治体職員以外の多くのソリューショニストと出会うことができました。

SFでの出会いを縁にして、一昨年には、本田“ポンタ”勝裕さんのキャリアスタディツアーに同行してシンガポールへ行き、現地で活躍する起業家の生の声を聴く貴重な機会をいただきました。また、LAB WESTでは張琴さんから感性豊かなSFを、白木孝二さんからはSFA理論について学ぶなど、SFの理解を深める出会いもありました。

一方、地方自治体職員向けの自主研修会を行っている縁から、別の地方自治体職員向けの勉強会をされている研修講師の方を通じて、「プレイフル・ラーニング」の同志社女子大学の上田信行先生と、さらに東京大学の中原淳先生に出会いました。そして、慶應丸の内シティキャンパスで行われた中原先生の「ラーニングイノベーション論」では、最先端の人材開発・組織開発を学び、ヤフーなど最先端の人材育成の取り組みをされている企業で人材育成を担当されている方々と出会うことができました。

このように、平成23年度にSF研修を受講してからわずか3年間で、素敵な活動をされている多くの方々に出会うことができました。私自身、どこへ向かっているのかまだわからないですが、知的で豊かな老後を楽しむという人生の目的に向かって、これからもSFの考え方をベースに人生を歩んでいきたいと思っています。

【佐々木 ユキオ(ささき ゆきお)さん 自己紹介】
1971年生まれ(43歳)。地方自治体職員として勤務しながら、残業せずに仕事と子育てを両立するための仕事術やSFの研修講師、大人の学びに関わる活動をプライベートで行っている。2児の父親。SFは子育てに一番活用している。趣味は読書、ダイビング、フットサル。フットワークが軽い、研修において説明がわかりやすい、話す口調が優しい、と言われることが多い。
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