2015年10月01日

第42号【1-A】 スペシャルレポート

世界で初めての“SF inside”企業訪問ツアー
2015年6月18日
青木安輝

ソリューションフォーカスが組織活性化に応用されている国々の中でも初の試みである「“SF inside”企業訪問ツアー」は、J-SOL8開催の2日前6月18日に実施されました。

“SF inside”を目指している組織の現場を見学したいという希望は以前から何人もの人が表明していましたが、今回は「SFアーティストクラブ」の新年会でメンバー同士が何か面白いことやりたいねとワイワイ話す中で決まったものです。J-SOLの時に来日する海外ソリューショニストを、観光だけではなく“SF inside”企業に案内してあげたら面白いのではないかというアイデアに、ザクロス(藤森工業株式会社)横浜事業所所長の志田正士さんとサイゼリヤ組織開発室の勝川さんが賛同してくださって実現しました。

一般参加者も募集して、国際色豊かな一団がザクロス横浜事業所を朝から訪問し、工場見学の後に会議室で交流会をしました。ザクロス、サイゼリヤそしてHi5(スウエーデン)の三社から“SF inside”活動についてのプレゼンテーションがあり、意見交換の時間が持たれました。午後はサイゼリヤ横浜ビジネスパーク店に移動し、イタリア系スイス人のマルコ・ロンザーニさんが絶賛した美味しいイタリア料理とワインをいただきながら懇親会パーティーを楽しみました。

ザクロス横浜事業所玄関ロビーにて
ザクロス横浜事業所玄関ロビーにて

交流会では、各社プレゼンテーションに先だってスイスのジュリア・カレンバーグさんからザクロスの皆さんへ感謝の気持ちを伝えるスピーチがありました。ジュリアさんは、私が2011年にSOL国際大会でザクロスの“SF inside”事例を紹介したのを聞いて、深く感銘を受けたそうです。そして、その後そこから得たアイデアをご自身のコンサルティングに応用して、クライアントさんからとても喜ばれたので、いつかザクロスの皆さんにお礼を言いたいと思っていたのが今日実現して本当にうれしいと語ってくれました。ザクロスの皆さんがたてた小さな波がスイスまで届き、そのおかげで今日自分がここにいるということに感動しているという言葉が、そこにいた全ての人の心に届いているのがよくわかりました。

青木、ジュリアさん、本間さん スピーチをするジュリアさん
私(青木)、ジュリアさん、本間さん スピーチをするジュリアさん

ザクロスにおける“SF inside”の取組についてのプレゼンテーションがあり、最後に名張・三重事業所でSF活動を牽引してきた本間俊介氏からのまとめのレクチャーがありました。私が感銘を受けたのは、本間さんのレクチャーの中の「経営層の心得」でした。「結果は急がないが、行動はアクティブに」「できている事実を見つけて、伝える努力をする」「ボトムアップしてきた提案は実現する努力をする姿勢を示す」「黙って聞いて承認する姿勢を示す」など、部下が意欲的に頑張ることができるようSF的にサポートする役割をしっかり果たしながらも、「時には多少のソリューションフォーストもあり」と、上司としてここは譲れないというところはしっかり締めているそうです。そして、本間さん独自の表現ですが「SF種まき人を探してほのめかす」というのが面白いと思いました。「SF実践コース」とJ-SOLに毎年部下を送りだしてくれていますが、これまでに参加してくれた皆さんを想い浮かべると「SF種まき人」だったんだなあと感慨深いものがありました。そして、多くの人が深く頷いていたのが次のコメントでした。

「SF活動を始めると楽しくお祭り騒ぎのように盛り上がるけど、それが静まったからといってまた何かイベントをやろうと無理をする必要はない。地道な活動を継続することが重要。自分たちは何もやっていないように思っても周りが感じてくれる。SFはもともと地道なもの。それがSFインサイド。」

そして毎日3〜5分使って続けている「SF朝礼」の効果等についてお話ししてくださって、小さなことを続けることの重要性について皆が納得したようでした。

経営層の心得について語る本間さん プレゼンテーションに聞き入る欧州ソリューショニストたち
経営層の心得について語る本間さん プレゼンテーションに聞き入る
欧州ソリューショニストたち
一般参加者とサイゼリヤの皆さん 質問するニクラスさん
一般参加者とサイゼリヤの皆さん 質問するニクラスさん

休憩の際には、とらやの水羊羹がふるまわれましたが、この容器はこの工場で作っているものだそうです。工場見学の際も、シャンプーなどよく目にする日用品の容器がここで作られていると知り、名前こそ前面に出されていないものの、ザクロス製品は案外身近にあるものだとわかり一同感激でした。

ミズヨウカン、オイシイデスネ 国際交流
ミズヨウカン、オイシイデスネ! 国際交流!

さて、後半はスウエーデンのニクラス・タイガー氏が経営するIT企業Hi5(ハイファイブ)が“SF inside”に取り組むことでいかに発展してきたかを語るプレゼンテーションから始まりました。SFを取り入れてから3年間で売上が2.7倍となったということがまずすごいですが、社員面談をSF式にしたことで、社員の自発性&創造性が高まり、喜んで仕事に打ち込んでいるという様子が巷に噂として流れて、採用面談に来た若者が「こちらの会社ではSFというマネジメント方式を採用されて社員がハッピーだと聞きました」と言ったというのが素晴らしいと思いました!

続いて、サイゼリヤの小路口さんと勝川さんによる「コンプる」活動についてのプレゼンテーションと、ジュニアスタッフ(店舗で働くスタッフ)の皆さんへのグループインタビューがありました。この中で多くの人が感銘を受けたのが、利益よりも人のためになることをするという経営方針でした。それがただ標語として飾られているだけなら、どこにでもありそうな言葉なのですが、ジュニアスタッフの皆さんへのインタビューで、3人の女性たちが本当にそれを体現している様子が伝わってきて、そういう経営方針に魂がこもっているからこそ、ソリューションフォーカスが活かされる土壌があったのだと感得できました。思わず涙腺がゆるむような心の琴線に触れる発言もあり、大変感動的なグループインタビューでした。

タイガー氏のプレゼンテーション サイゼリヤの勝川さんと小路口さん
タイガー氏のプレゼンテーション サイゼリヤ 勝川さん&小路口さん
ジュニアスタッフへのインタビュー 回答するジュニアスタッフの皆さん
ジュニアスタッフへのインタビュー 回答するジュニアスタッフの皆さん

午後はサイゼリヤの店舗に移動して、楽しい懇親会パーティー♪ここでの一つのハイライトは、マルコさんの即興イタリア語スピーチでした。食事を始めてからしばらくして、マルコさんがおもむろに立ち上がって、何をするのかなあと思ったらやおらイタリア語で何かを話し始めたのですが、通訳されなくてもそれが提供された飲み物食べ物を賞賛している内容だとわかりました。ある食材などはイタリアでもなかなか手に入らないものだそうで、それが日本でしかも「この値段で!」提供されていることに心の底から驚いたそうです。

ドイツから来たライナーさんはちょうどこの日が還暦の誕生日ということで、赤いちゃんちゃんこをプレゼントしたら、とってもうれしそうに着てくれました。ジュリアさんからは毎日良かったことを書くための手作りのオリジナルノートが何人かのキーマンにプレゼントされたり、ソリューショニストたちが幸せに過ごすパーティータイムはあっという間に過ぎていきました。海外ソリューショニストたちは終了後にバスに乗って幕張まで移動したのですが、誰一人居眠りすることなく、SFインサイドツアーについて語りっぱなしでした。

かんぱーい イエーイ
かんぱーい! イエーイ!
ジュリアさんからのプレゼント ライナーさんの還暦祝い
ジュリアさんからのプレゼント ライナーさんの還暦祝い

後日、このツアーを振り返って、ホスト側の皆さんのコメントをいただきましたので、いくつか紹介させていただきます。

志田正士さん(藤森工業 横浜事業所長):

「実はあの日ちょうど課長クラスが正門に並んで挨拶をする日だったので、ツアーの皆さんを出迎えるのにちょうどよかったです(笑)。廊下で社員がちゃんと挨拶をしているの が好印象だったというのを聞いて良かったです。

海外の方がJ-SOLではコンサルタントやコーチよりも現場の人間の発表が多いのが素晴らしいと言っているそうですが、現場の小集団が活動して結果を発表していくというのは日本的なのかもしれませんね。昔から割とそういう単位での発表はよくある。でもサイゼリヤさんのようにジュニアスタッフが発表する、というのはウチも見習いたいです。

今回、普段と違うことをやってとってもプラスになりました。ぜひまたやりたいです!」

福田総一郎さん(藤森工業 横浜事業所総務課):

「工場のリフレッシュルームに改善事例を置いてみんなが見えるようにしたのは私のアイデアだったのですが、それを皆さんが『いいね!』と言ってくれ、その前で記念写真を 撮ったりするのを見て、自分にとって大きな自信となりました。やはり外部の方に認めてもらうというのは新鮮ですね。

また、サイゼリヤのジュニアスタッフの方たちの活き活きとした発表、そして店長からのメッセージに涙していたことがいいな〜と思いました。

今回のことは社内報に載せるので、全社員・OBに伝わります。特に海外ゲストのことを強調してグローバルな点を打ち出したいと思います。」

勝川佐江子さん(サイゼリヤ組織開発室):

「百聞は一見に如かずの通り!志田さんとは実践コースが一緒で話には聞いていましたけど、その現場をこの目で見て体験できたのは大きかったです。ジュニアスタッフにとっても、社外の人と接して、同じことが違う言葉で表現されるのを聞くことで勉強になったと思います。

自分について言うと、このツアーやJ-SOL8を通じて感じたのは、肝が据わったってことですね。いろんなことがあるけど同じことをずっとやっていこう。今では実践する仲間がだんだん増えているしって思えます。

来週マネージャーのミーティングがあるので、ツアーやJ-SOL8のことだけでなくイタリア人のマルコがこんなにほめてくれたこと、ジュニアスタッフの様子も伝えたいです。」

小路口寛さん(サイゼリヤ組織開発室):

「ザクロス横浜事業所に入って廊下ですれ違う社員の方が挨拶をしてくださるのが、とても気持ち良かったです。サイゼリヤにも通じますね。

サイゼリヤで皆さんが美味しそうに食べて喜んでくださるのを見て、この仕事やってて良かったという気持ちをあらためて感じました。

知ることから体感できる、この違いは大きいので、今後の研修に活かしていきたいです。」

西哲雄さん(サイゼリヤ組織開発室):

「ザクロスさんの取り組みは前から聞いてましたけど、現場に行き製品の工程を話される皆さんの様子から、それをとても大切にしているのを感じました。それはこれまでSF活用事例だけを聞いているときにはあまり感じられなかったことなので感激でしたね。

働く皆さんの顔を見て親近感を感じたし、こっちも負けないように頑張ろうという気持ちが湧きました。仕事ではクレームを聞くことも多いですが、今回は直接ほめてもらって誇らしかったです。」

これらの感想を聞いていて思ったのですが、例えば挨拶のような日常のことって、自分のところのことは新鮮に感じないけど、他社に行くと新鮮にそのありがたみを感じるのではないでしょうか。それから人が自分の仕事を大事にしている姿を見ること、また見られること自体がパワフルな体験になるようです。特別なことじゃなくて、当たり前だと思っている毎日の普通のことの中に意味や喜びを見つけていくというのは、まさにSFマインドを持った人同士のコミュニケーションによって増幅されることだと思います。

今回の貴重な場を提供してくださったザクロスの皆さん、そして家で食べるような感覚で美味しいランチを提供してくださったサイゼリヤの皆さん、本当にありがとうございました!

<素敵な後日談>ZACROSと三井造船のSF交流会

上記のコメントをいただいたスカイプセッションで、次に「SFインサイドツアー」をするとしたらどこの会社を訪問してみたいですかと聞いてみました。すると三井造船の名前をあげる方が多かったです。大きな船をつくるところ、進水式などを見たら感動だろうなあと皆さんが口々におっしゃいました。昨年今年と大人数でJ-SOLに参加してくれた三井造船の現場の皆さんのインパクトが結構大きかったのだと思います。僕はそれもいいなあ、でも岡山まで行くとなると難しいなあと考えるだけで、その時は終わってしまいました。

ところが何とすごいニュースが入ってきました。ザクロスの皆さんが三井造船の皆さんと連絡を取り合って、9月28日の月曜日に進水式を見学がてらSF交流会を実施してしまったそうです!何という行動力。J-SOLを通じて始まった交流が、こういう形で発展していくというのは本当にうれしいです!

あまりにもうれしいので、双方の皆さんに許可を得て、記念写真を掲載させていただきます。

ZACROSと三井造船のSF交流会

受け入れ側の錦織みささん(三井造船安全衛生課)にコメントをいただきました。

「進水式・工場見学では、皆さん製品の大きさに驚かれていました。広い工場なのにきちんと安全に対する取り組みがされていることに、たくさんのOKメッセージをいただきました。
また、三重・名張・横浜事業所での取り組みを聞く皆さんの顔は、真剣そのものでした。
交流会終了後から、翌日もたくさんのメールをいただき多くの方が色々な気づきや再発見があったのだと感じました。
次回はぜひ、ZACROSで交流会をとご連絡をいただきました!」

素晴らしいですね!こんな現場のSF交流がどんどん増えるといいなと思います!

J-SOL by青木安輝
posted by 株式会社ソリューションフォーカス at 18:21| Comment(0) | TrackBack(0) | J-SOL

第42号【1-B】 J-SOL8 記録DVD販売開始!

J-SOL8 記録DVD販売開始!

長らくお待たせいたしました。6月に開催された第8回日本ソリューションフォーカス活用事例共有大会(J-SOL8)の記録DVDの販売を開始いたします。

プレセミナー、J-SOLトーク、分科会など全14タイトルです。プレゼンターの都合等により全てのプログラムがDVD化されたわけではありませんが、ほとんどがカバーされています。

プレセミナー、本大会とも「全セット」はお安くなっていますのでお得です。家庭用ビデオカメラで撮影したもので、画質、音質ともにプロフェッショナルレベルとは言えませんが、発表された内容を聞いて何かを学ぼうとするには十分なレベルであると判断しております。

J-SOL8に参加された方は、復習用に、あるいは選択しなかった分科会の内容を知るために活用できますし、大会そのものに参加できなかった方は、J-SOL8がどのような雰囲気の中で開催されているのかを感じていただくことができます。

下記ページで内容を確認して、専用フォームからお申込みください。
http://www.solutionfocus.jp/jsol8_dvd.html

プログラムがどのようなものであったかをお知りになりたい方は、下記ページをご覧ください。
http://www.j-sol.org/contents.php

J-SOL by青木安輝
posted by 株式会社ソリューションフォーカス at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | J-SOL

2015年07月01日

第39号【1】 J-SOL8レポート

「一人一SF」
J-SOL8“私的”大会レポート
青木安輝

J-SOL8

第8回日本ソリューションフォーカス活用事例共有大会(J-SOL8)は123名の参加者をお迎えして、6月20 - 21日の2日間、幕張メッセにて開催されました。参加してくださった皆様、発表をしてくださった皆様、ボランティアで運営のお手伝いをしてくださった皆様、おかげさまで素晴らしい大会となりました。本当にありがとうございました!

実は、大会中のすべてのプログラムに出ている人は私も含めて一人もいません。同じプログラムに参加していても感想は違うのに、ましてや違う分科会、オープンスペースに参加して違う人と話したら、同じ会場にいてもそれぞれの体験はまさに「一人一J-SOL」です。この私のレポートも決して“正統な”客観的報告等ではなく、あくまでもJ-SOL8に関する123通りの感想の内の一つです。皆さんの多様な体験をすべてここに取り上げたいですが、不可能なことなので、私の私的でランダムな感想にしばしおつきあいください。

勝川佐江子さん

牧田明美さん

星野浩一さん

青木安輝

プログラムの内容で特に今回進化したと思えたのは「J-SOLトーク」という形式です。一人のスーパースターによる基調講演というスタイルは、専門家から学ぶという文化に由来していますが、J-SOLやSFアカデミアにおいては、お互い実践者同士として学び合おうとする文化を創り上げたいので、J-SOLトークのスタイルはまさにそれに沿ったものでした。。10分程度のトークを4人の多様なメンバーでかわるがわるプレゼンすることで、色々な角度からソリューションフォーカス活用に光が当てられ、共感できるポイントが広がりました。その分だけ、「自分にもできそうだ」と思えることが見つかる可能性が高くなったと思います。

トップバッターはサイゼリヤ組織開発室の勝川佐江子さん。社内で一人で始めた「コンプる」がどんどん仲間を集めて波及効果を広めている様子が伝わってきました。2人目はペットトレーナーの牧田明美さん。お客様の家族関係修復の支援を依頼されてしまうほど信頼を勝ち得た様子が素晴らしかったです。3人目は“ロールちゃん”と腹話術で会話しながら登場した星野浩一さん。パートスタッフさんとのSF会話例を紹介しながら、皆さんにSF会話本作成への協力を呼びかけました。そして4人目の私ですが、「“SF inside”の意味」というタイトルにしたはいいものの、実際何を主張したいのかこの数か月ずっと迷い続けました。「人はSFを内臓している。非SFに見える態度の奥にも見ようと思う人にはSFが見える。」と主張させていただきました。大会のDVDが発売される予定ですので、4人がどんなJ-SOLトークをしたのか、興味がある方は是非そちらをご覧ください♪(*)

三井造船玉野事業所の皆さん
“SF inside”な企業というと、今回訪問ツアーの対象となった藤森工業株式会社(ZACROS)とサイゼリヤが知られていますが、三井造船玉野事業所の皆さんも自分たちの“SF inside”波及ぶりに驚いているようです。2年連続で参加している屋敷渓さんは、昨年は発表者で今回は見守る側でしたが、こんな感想をアンケートに書いてくれました。

「自分の会社の分科会が予想以上に素晴らしかった。
自分の会社を見直すとともにもっと好きになった。」

J-SOLの主催者として、会社の中で働く人たちがこういうことをお互いに確認し合う場としてJ-SOLが機能するというのは本当にうれしいです。魚が普段水の中にいることに気づかないように、誰もが普段は目の前のことで忙しくて、自分がどのような場所にいるのか振り返る余裕はありません。一旦外に出て、プラスのメガネで見て、自分が居る場所の良さを確認できることで、単なるレジャーとは違う種類のエネルギーがチャージされるはずです。

タイガー夫妻
他にも様々な“SF inside”職場のあり様が紹介されました。「SF実践コース」修了生ばかりで構成された藤吉工業の発表は大変充実感があり、ヒロコーポレーションの皆さんの発表は「自分達で考え、自分達で行動する」という力強さが前面に出ていて、多くの人をひきつけました。また、スウェーデンのHi5(ハイファイブ)は、ソリューションフォーカス導入後3年弱で売上2.7倍という驚異的な成果を上げた報告をしてくれたので、意欲をかきたてられた方も多いのではないでしょうか。
岡山県立大学研究チームの皆さん

上記のような組織的ソリューションフォーカス導入の試みとチーム成果の発表だけではなく、「一人一SF」という大会テーマにふさわしい多様性があったことを大変うれしく思いました。岡山県立大学の研究チームが糖尿病患者さんへの支援面談をする看護師さんのソリューションフォーカス活用によって患者さんの自主的治療努力を促進することができるという成果をあげたことは大変貴重な内容です。高齢化社会に向けて「人生これからノート」というツールを開発したホワイトアイコロキアムの発表はユニークでしたし、SFAを日本に広めた白木孝二さんが「オープンダイアログ」という新しい分野に挑戦している姿にインスパイアされた方もいらっしゃるでしょう。

白木孝二さん

また、ソリューションフォーカスとアクションラーニングを融合させた効果的な研修方法を伝えてくれた五十嵐さんご夫妻や、無言の回答を読みとるサイレントコーチングを教えてくれたマルコさん、自己信頼を強く持つことで相手に影響する力が増幅する方法を教えてくれたジュリアさんのように講師やコーチとして活躍する方々の発表も学ぶところが多い内容でした。

アンケートへの回答で「職種や分野が違っても参考になりました」というシンプルな感想が書かれていましたが、業務の具体的内容ではなく、人と人が関わるときの基本姿勢や会話の構造づくりには、普遍的に共通するものがあるのだということを今回も確認させていただきました。その現れ方は「一人一SF」で多様ですが、その奥にはシンプルな原則が働いているのだろうと思われます。

全体会でのシェアの様子
多様な色彩を愛でることで、「美しいと感じる心」を磨くのだとしたら、多様なソリューショニストに接することで磨かれたものは何でしょうか?その答えはぜひご参加いただいた皆様に聞いてみたいと思います。事後アンケートもこれから実施する予定ですので、お祭り騒ぎの盛り上がりだけでなく、その後でも残ったものは何か、それをどう活かしたのか、さらにフォローアップして、再びレポートさせていただきますので、乞うご期待!
  • (*)J-SOLプレセミナーおよび本大会中のDVDを製作中です。映像や音声が明瞭に撮れているもので、発表者の許可が得られたもののみになりますが、参加された方の復習用、参加していない方の学習用に最適です。準備が整い次第、お知らせいたしますので、お楽しみに!!
J-SOL by 青木安輝
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2015年06月01日

第38号【1】 J-SOL8関連ニュース

“キーワード”で見るJ-SOL8の見どころ
J-SOL Founder 青木安輝

あと3週間足らずでソリューショニストの祭典J-SOL8の開幕です。ガイドブックに収録する資料がプレゼンターの皆さんから届き、それぞれのトピックにおけるキーワードが見えてきました。私の主観で各プログラムからキーワードを3つ厳選してみました。

まだ参加を迷っている方は、このキーワードの中に惹きつけられるものがあれば、ぜひお申込みを!既に参加申し込みを済ませた皆さんには、何に焦点をあてて参加すると自分の得たいものが得られるのかを考える参考にしていただければ幸いです。

プレセミナー6月19日(金)
① 10:00〜13:00 (3時間)
② 14:30〜17:30 (3時間)
③ 10:00〜13:00 (3時間)
①丸ごと“SF inside”なIT企業Hi5 (ハイファイブ)
By ニクラス・タイガー withペニラ・フォールスバーグ・タイガー (スウェーデン)

SF導入後3年で売上270%増
顧客・従業員に対する対応は全面的にSF駆動
モンスター課題を“スモールステップ”で解決

②ソリューションフォーカスで職場をいきいきとした場所に!
By ペニラ・フォールスバーグ・タイガー withニクラス・タイガー (スウェーデン)

問題志向なやり方が機能していないことへの産業カウンセラーとしての危機感
実際に役に立つ従業員満足度調査PDS(Possibility Detection Survey)
職場の強みを見つけるSTS(Steps to Success)

③葛藤をリソースに変容させるSF調停
By マルコ・ロンザーニ (スイス)

相互作用的創造性(Interactional Creativity)とは何か
相互作用的創造性を生むSF質問
リソース志向(resource orientation)の背景としての脳神経学説

プレセミナーは、海外ソリューショニストから学ぶ希少な機会です。3時間というコンパクトな時間の中で、異文化フレーバーが香るソリューションフォーカスの応用法を学んでみませんか?

◆詳細&申し込み:http://www.j-sol.org/seminar.php

J-SOL8本大会分科会 6月20−21日

★分科会Ⅰ

  1. 「SFの企業研修プログラムでの活用と実践」
    By 五十嵐仁・五十嵐知美 株式会社インタフェース  

    固定観念に縛られない発想、 2種類の解決会議、
    本質解決会議の体験ワーク

  2. 「SF夢の続き」
    By 藤森工業株式会社(ZACROS)三重・名張チーム 

    経営層のSFへの思い、 提案改善活動にSF導入、
    「技術伝承本」作成への道

  3. 「自分達で考え、自分達で行動する組織づくり」
    By 株式会社ヒロコーポレーション 伊藤 玲子・原田 かおる・伊藤 大治郎

    幹部全員が英語でSOL2014にて事例発表、 チームコーチング、
    全社的SF浸透

  4. 「サイレントSFカンバセーション」
    By マルコ・ロンザーニ

    質問に無言で答える対話、 SF対話の構造、 相手の内省を支援する方法

★★分科会Ⅱ

  1. 「サイゼリヤ内でSF活用事例・SFのひろがり」
    By 株式会社サイゼリヤ
    小路口 寛・西 哲雄・相馬 久弥・山中 葉月・永見円  

    「コンプる」の進化、 辞めやすいけど辞めたくない会社、
    スタッフからのビデオレター

  2. 「売ろうとするのでなく自らの心に従ってみよう!」
    By ジュリア・カレンバーグ 

    あり方→言動→相手の反応、 自信ある態度をつくる、
    真実とこれから真実になること

  3. 「社員も管理職も待ち遠しくなるSF面談」
    By ニクラス・タイガー & ペニラ・フォールスバーグ・タイガー

    従業員への完全信頼、 既にチャンピオンだったら?、
    方向設定のみで目標設定なし

  4. 「Discover Cool Solutionist」
    By 錦織 みさ SFモデル職場のメンバー 三井造船株式会社 玉野事業所

    つながりから生まれるコミュニケーション、 SFモデル職場、
    プラスの“虫”眼鏡

  5. 「人生これからノート」
    By 山本立樹 高橋浩 久野陽子

    セカンドキャリア(60歳以降の人生)、 自分の価値観で生き抜く人生、
    人生すごろく

★★★分科会Ⅲ

  1. 「看護師がかわると患者さんが元気になる」
    By 冨岡加代子 住吉和子 高林範子 中尾美幸 中西代志子 佐田佳子

    看護師の思考の変化、 目指していることを話す、
    スケーリングで変化に気づく

  2. 「『風土改革(ルールを守る風土づくり)への挑戦』などの“SF実践事例集”」
    By 藤森工業株式会社(ZACROS)横浜チーム 

    トップダウン→お願い型→感謝型→全員参加型→SF総合型、
    と進化したルール順守

  3. 「オープンダイアログ:開かれた対話の可能性を探る」
    By 白木孝二

    解決を意図しない、 決定権者を置かない、
    多様な声(Multi-voices & Polyphony)

  4. 「SFのひろがり〜組織SFとミニSF〜」
    By 藤吉工業株式会社 飯田奈央 二村博規 西村貴之 門田貫

    組織活性化コーチングプロジェクト委員会、 SF実践コース活用、
    SFの横展開

  5. (ライナー・ライツさんの分科会 開催検討中)
    当初予定しておりましたアレックス・タン氏の分科会キャンセルに伴い、ドイツから来日する予定のライナー・ライツさんに分科会開催を打診中ですので、開催が決定された場合、当日に内容を発表させていただきます。

さて、皆さんの求めているものに関連するキーワードは見つかりましたでしょうか?

上記以外にも、今年度初の試みである「J-SOLトーク」や毎年盛り上がりを見せる「オープンスペース」での学び、発見に期待できます。そして何と言っても多様な背景を持つ参加者との意味ある出会いは、プログラム中、休憩中、食事中、懇親会中のどこで起こるかが全く予想つかないワクワク感がありますね。

年に一度のソリューショニストの祭典、8回目のJ-SOLであなたとお会いできるのを楽しみにしています♪

◆J-SOL8詳細&申し込み:http://www.j-sol.org/contents.php

J-SOL8 at 幕張 by 青木安輝
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2015年05月11日

号外 «J-SOL8関連ニュース»

1: アレックス・タンさんの来日キャンセル
2: 「“SF inside”企業訪問ツアー」一般参加者募集予告
3: TIJA (トミー君の来日支援プロジェクト) 翻訳ボランティア募集

◆ 1.<アレックス・タンさん来日キャンセル> ◆

マレーシアから来日する予定だったアレックス・タンさんが都合により、今回の日程では来日できないことになってしまいました。

誠に残念ですが、タンさんが講師をつとめることになっていた「ソリューションレンズ」というテーマのプレセミナーおよびJ-SOL8大会中の分科会はキャンセルとさせていただきます。

ご参加を検討中だった皆様には、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。

タンさんは来年以降のJ-SOLに参加できるよう調整したいとのことですので、写真を活用したSFにご関心のある皆様はどうぞ来年以降のJ-SOLにご注目ください。

尚、大会中にタンさんの分科会を予定していたスペースでは、代わりにドイツから来日するRainer Leitzさんが別のテーマで分科会を実施することを検討中です。どうぞお楽しみに♪

◆ 2.<「“SF inside”企業訪問ツアー」について> ◆

J-SOL8本大会の2日前6月18日(木)には、「“SF inside”企業訪問ツアー」が実施されます。“SF inside”な組織づくりに取り組んでいる藤森工業株式会社 (ZACROS) の横浜事業所とイタリア料理レストランチェーン「サイゼリヤ」の店舗を訪問させていただくツアーです。

詳細は現在最終の詰めをしているところですので、近いうちにまた号外にてご案内させていただきます。定員はかなり少なくなる予定ですので、申込受付開始に近い早い段階でうまってしまう可能性が高いです。興味のある方は、どうぞ今から日程調整をしておいていただきますよう、よろしくお願いいたします。

大変希少価値の高いイベントです。SFを活かした組織づくりの現場感を共有したいという方には、ぜひお薦めしたい内容です。

◆ 3.<TIJA (トミー君の来日支援プロジェクト) について> ◆

TIJAのクラウドファンディングには、おかげさまで現在のところ32名 の方(日本16人、欧州16人)からお申し出をいただき、飛行機代やホテル代の一部をカバーできる金額に達しました。本当にありがとうございます!

また、ジブリ博物館、京都、福岡等の観光案内のお申し出もいただきトミー君の日本滞在2週間は忙しくなりそうです。ありがたいことです。

クラウドファンディングの寄付金も引き続き募集させていただいておりますが、現在応募が少なくて困っているのが、トミー君が英語で書いたスウェーデン料理レシピ本の翻訳ボランティアです。分量は可能な範囲 でかまいませんので、このプロジェクトの趣旨に賛同してご支援いただける可能性のある方は、ぜひ下記サイトをご覧ください。そして翻訳作業をしていただける可能性があれば、コントリビューションフォームにて ご応募いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

TIJA日本語サイト (英語版もあります):
http://www.solutionfocus.jp/tommycrowdfunding/tommy-cf-j.html

J-SOL8本大会およびプレセミナーは、参加者募集中です!
◆J-SOL8本大会内容:
http://www.j-sol.org/contents.php
◆プレセミナー内容:
http://www.j-sol.org/seminar.php
J-SOL by 青木安輝
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2015年05月01日

第37号【1】 J-SOL8 関連ニュース

プレセミナーで世界のソリューショニストから学ぼう!
6月19日(金)@幕張メッセ
ニクラス・タイガー
ニクラス・
タイガーさん
ペニラ・フォールスバーグ・タイガー
ペニラ・
フォールスバーグ・
タイガーさん
マルコ・ロンザーニ
マルコ・
ロンザーニさん
アレックス・タン
アレックス・
タンさん

J-SOL8に参加するためにスウェーデン、スイス、マレーシアから来日するSF実践家から学べる機会は、大変希少です。J-SOL8本大会中の分科会は90分ですが、プレセミナーは倍の180分。大会中と違って、ゆったりそのテーマに浸ることができます。大会前日金曜日の午前、午後にそれぞれ2テーマづつ、合計4本のプレセミナー (逐語通訳付き) が開催されます。

本大会に参加せずにプレセミナーだけの参加も可能です。ぜひともご検討ください。また、お知り合いで内容に共鳴する可能性のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ情報共有していただけるとありがたいです。
http://www.j-sol.org/seminar.php

では、4本のプレセミナーそれぞれの見どころをお伝えしましょう!

◆プレセミナー①10:00〜13:00
「丸ごと“SF inside”なIT企業Hi5」
ニクラス・タイガー & ペニラ・フォールスバーグ・タイガー (スウエーデン)

<企業経営者、管理職、組織リーダー、経営企画担当者、人材開発担当者におすすめ!>

2011年にサイコロジストである奥様のペニラさんからSFを会社経営に取り入れることを勧められたニクラスさんはSOL国際大会に参加して感銘を受け、すぐに自社の“SF inside”化を目指し始めました。成果はすぐに出始め、それから2年たたない内にマネジメントの基本OSはほぼSFになったと言い切れるスピードでソリューションフォーカスが取り入れられました。このSFを取り入れるスピードと、一つの局面だけに限らない全社的かつ包括的なSF導入は、他所で聞いたことがありません。

Hi5がもともと小規模でフラットな人事構造を持つIT企業であることが幸いしている面がないとは言えませんが、SFの本質をうまくとらえて会社経営に活かす工夫が大変素晴らしいので、その部分は会社の規模や業種に関係なく、大いに参考になります。SFの考え方は良いが、なかなか社内で活用するところまで進めないと思っている方には、ぜひご参加いただきたいセミナーです。

◆プレセミナー②14:30〜17:30
「ソリューションフォーカスで職場をいきいきとした場所に!」
〜終わりなき努力の継続を報いあるものにするために〜
ペニラ・フォールスバーグ・タイガー & ニクラス・タイガー (スウエーデン)

<産業カウンセラー、組織開発スペシャリスト、組織活性化に携わる方におすすめ!>

このセミナーではタイガー夫妻の内、ペニラさんがメイン講師。ポイントは3つです。
  1. SFとの出会いによる産業カウンセラーとしての一大転換:
    ペニラさんは組織における従業員満足度調査、成長のための個人面談、品質向上の取組などが問題志向的に実施されていることへの不満を募らせていました。実際には名称とは裏腹に「“不”満足」「成長して“いない”ところ」「品質が“悪い”ところ」に関する調査になってしまっており、調査結果が活かされていなかったのです。ソリューションフォーカスを知った時に、これなら実際に人が活かされる道が開けそうだと、強い光を見出した気持ちになったそうです。多くの方が似たことを体験しているのでは?
  2. SFを応用した「従業員満足度調査」の後活用:
    ペニラさんが独自に開発した「SF式従業員満足度調査」の特徴は、調査してその結果を伝えて終わりではなく、そこから実際に満足度を向上させるために大変使いやすくできているところです。今回のセミナーでは皆さんにそれを体験していただきます!
  3. 11,000人の行政職員へのインパクト:
    「スウェーデン労働環境法の基準を満たすためだけの仕事ではなく、SFを支援ツールとして使用して人の強みを活かしたい!」 5年かけてその想いを実現しつつあるペニラさんがもっとも誇りに思っている成功事例は11,000人を擁する行政組織での取組。ペニラさん自身のステップアップと組織の進化が平行して進む様子が素晴らしいです。
◆プレセミナー③10:00〜13:00
「葛藤をリソースに変容させるSF調停」
マルコ・ロンザーニ(スイス)

<SF実践家としてのあり方に触れたい方、葛藤状況の解決に興味ある方におすすめ!>

これは私の個人的見解ですが、マルコ・ロンザーニさんのセミナーの魅力は、なんといってもマルコさん自身のフレンドリーでレスペクトフルなあり方です。漢字をあてれば、「親」と「敬」ですね。その姿勢をどのような相手に対しても“自然に”取ることができることで、必然的に「多様性が許容される」場がマルコさんの周りにはつくられます。SFコミュニケーションの基盤となる重要な態度を自然なあり方として体現しているマルコさんとの出会いは、後々まで役に立つ、理屈を超えた学びをもたらしてくれるはずです。

マルコさんは元々弁護士でしたが、法体系とその運用が人の善なる要素を強化するように機能しないことに失望し、ソリューションフォーカスやその他のストレングスベーストな手法と出会うことで人材開発コンサルタントとして活躍するようになりました。セミナーのテーマである「SF調停法」は、スイスの最高裁判事向けのセミナーが開催されるほど、専門性の高いレベルでも有効ですが、そのエッセンスをマルコさん流にかみくだいて、日常の中で起こりがちな様々な葛藤を解決することに応用できます。組織のリーダーがチーム内の葛藤を解決したり、家庭で起こる確執を解決したり、色々な場面でご活用いただけます。

人間関係はほんのささいなことが原因で、最悪の対立にまで悪化することは珍しくありません。SF調停法を学ぶことで、そのような不毛な対立を避けたり、あるいは失われてしまったと思われる信頼関係をとり戻すために何が有効なのかを知ることができます。

現在葛藤の中にいらっしゃる方は、もし可能であれば、実際に関係改善をしたいと願う相手の方と一緒に参加することで、突破口が開ける可能性もあります。お一人で参加されても、これからどうしたら良いか具体的なヒントが見つかることでしょう。より高度な協調が必要とされる人間関係を構築したいと願う方には、必ず有益な学びがあることでしょう。

◆プレセミナー④14:30〜17:30
「ソリューション・レンズ 〜SF的写真活用法〜」
アレックス・タン(マレーシア)

<写真術を取り入れたユニークなSF活用法でレパートリーを広げたい方におすすめ!>

昨年のSOL国際大会(スウェーデン)でも、セルフィー棒を駆使して色々な角度から写真を撮りまくっていたアレックスさんは、写真を活用したユニークなSFワークショップ「ソリューション・レンズ(The Solution Lense)」でよく知られています。

写真術の用語はソリューションフォーカスと共通する点が沢山あって、その概念を借りることでSFが理解しやすくなると同時に、その応用法も広げられると、彼は強調します。例えば、「イメージング」「焦点合わせ」「パースペクティブ」「フィルター」「レンズ」「フレーミング」「リフレーミング」等です。意識空間が写真のメタファーにより、具体的な創造空間として身近に感じられ、実際に写真撮影をすることで、解決(望む未来)のイメージが目の前に触れることができるくらいの現実感をもって立ち現われてきます。

テクニカルな問題等に応用する問題解決法と違って、人や人間関係に活用する解決構築法は、理論化よりも具体性が有効なツールとなります。原因追究のための言語ではなく、リソース探究とフューチャーパーフェクト創造の言語は視覚を多用することでパワーが増します。コーチングでは「違うとらえ方」を大事にしますが、抽象的に考えるだけでなく、実際にレンズを取り換えて写真を撮ることで大きな違いを感じ、視点の転換に関する新鮮なヒントを得ることができます。

15年間リーダーシップ開発一筋に研究と実践を重ねてきたアレックスさんは、J-SOLに2度来日したシンガポールのサイモン・リーさんと協働する経験を経て、マレーシアでアヴィディティー・インターナショナル(Avidity International)を創設し、組織開発、能力開発の分野で企業向けのサービスを提供しています。日本語を学んだこともあり、会うといつも明るい笑顔で「オゲンキデスカァ〜、アオキサン♪」と声をかけてくれる楽しい人です。「カメラ好きな日本人の皆さんとこのワークショップで一緒に楽しくSF的写真術を実践するのがとても楽しみです♪」とおっしゃっています。

<J-SOL8本大会と一緒のお申込みなら割引があります!>

以上、4本の「J-SOL8プレセミナー」の見どころをお伝えしましたが、興味が湧いたものはありましたでしょうか?午前の2本の内一つ、午後の2本の内一つの合計2本に参加することが可能です。もちろん一本だけでも参加することができます。

そしてJ-SOL8本大会にも参加される場合には、お得なセット割引があります。是非ご利用ください。
<料金表> http://www.j-sol.org/basic.php

J-SOL8本大会の分科会に関して、一目でわかる「見どころ」コメントをつけました。
http://www.j-sol.org/contents.php#midokoro

まだお申込みでない方は、上記「見どころ」をご覧になって、興味が惹かれる分科会に関する紹介をお読みください。そして、プレセミナーと合わせての参加をご検討くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

J-SOL8でお会いするのを楽しみにしています!

青木安輝
J-SOL J-SOL8 プレセミナー 6月19日(金)
J-SOL8 本大会 6月20日(土)〜21日(日)
@幕張メッセ
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2015年04月01日

第36号【1】 J-SOL8全プログラム公開 早割お申込はお早目に!

J-SOL8全プログラム &「早割!」について
J-SOL8 at 幕張
今年もJ-SOL参加申し込みの時期になりました。「一人一SF」という大会テーマのせいかどうかはわかりませんが、J-SOL本大会の内容は大変多様なものとなりました。参加者も多方面多職種の方たちが集まるわけですから、異花受粉(Cross-fertilization)効果を期待する皆さんにとっては、大変興味深いハイブリッドな学び合い空間になることは間違いなさそうです♪

J-SOL8で始まる3つの新しい試み:

  1. 基調講演の代わりに4本の「J-SOLトーク」
  2. 法人パックC(10人分の料金で15名が参加可)の追加
  3. “SF inside”企業訪問ツアー

プログラム構成の今年の最大の特徴は、基調講演がなくなり「J-SOLトーク」が加わったことです。これは12分程度のミニ・プレゼンテーションで4本あります。一人の講師が長い時間話すという代わりに、複数のソリューショニストがそれぞれの視点のSF観を伝えるということに深い意味があるような気がします。「必要とされる新しい知恵は、様々な人が分散して持っているものを分かち合う時(鼻と鼻の間)に生まれる」というSOL国際大会本来の精神をより具現化する形に進化してきたと言えるのではないでしょうか。

料金は基本的に据え置きですが、大人数のチーム参加がお得になるパックを増やしました。従来の2パターンの法人パック割引に加えて、10人分の料金で15名が参加できる「パックC」をご用意させていただきます。そして、お申込みになる全ての皆さんにとってお得な「早期申込割引(早割)」は、今年も4月10日(金)から20日(月)深夜零時までの11日間に限って適用されます。10日(金)までの間に大会内容の吟味、スケジュールの調整を済まされて、是非お得な“早割期間”にお申込みください。大会参加者には20%割引となる会場近くのホテルの紹介も掲載しております。

参加申込受付開始は4月10日(金)から
“早割り”適用期間は4月10日(金)‐20日(月)

ままた6月18日(木)には、初めての試みである「“SF inside”企業訪問ツアー」が開催されます。が開催されます。来日海外ソリューショニストと一緒にZACROS(藤森工業株式会社)の横浜事業所および「サイゼリヤ」の店舗を訪問して、見学および意見交換の場を持ちます。これに関する詳しいご案内は今月中旬以降に「SFニュース」号外にてお届けいたします。

大会前日の6月19日(金)に開催される海外ソリューショニストによる4本のプレセミナーの内容に関しては、4月6日(月)に公開する予定です。こちらは単体で参加することも可能ですが、本大会と一緒に参加すると割引がありますし、早割も適用されます。金曜日も日程調整して合わせてご参加いただくと、大変学び深い週末となることでしょう。

それでは、J-SOL8の大会プログラムをどうぞご覧ください!
http://www.j-sol.org/contents.php

J-SOL8 at 幕張 by 青木安輝
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2015年03月01日

第35号【1】 J-SOL8プログラム概要決定!

J-SOL8プログラム概要決定!

6月19日 プレセミナー、6月20−21日 本大会 千葉幕張メッセ

「J-SOLトーク」「事例共有分科会」「ワークショップ分科会」一覧

「一人一SF」をテーマとして掲げた第8回日本ソリューションフォーカス活用事例共有大会(J-SOL8)のプログラムラインアップが出揃いました。今年も国内外から多くの皆様にご応募をいただき、心より感謝申し上げます!

J-SOLで発表していただく事例は、組織風土の“SF inside”化を目指したものの場合には、既に「確定した」過去の事例ではなく現在進行形のものが多いので、発表時点でのライブな内容もできるだけ取り入れていただくようお願いしています。ですから、タイトルや内容などは、大会までの間に若干変更になるケースもありますが、まずは現時点でのラインアップをどうぞご覧ください。(敬称略・順不同)

J-SOL8 本大会プログラム内容(6月20−21日)
■「J-SOLトーク」 J-SOLトークとは
「一人ひとりのコンプる」
勝川佐江子(サイゼリヤ)
「日経新聞にも取り上げられた『コンプる』活動の誕生秘話と、その後の進化と変遷、社内外での活動を様々な事例を交えながらお話しいたします。『共鳴と増幅』『ルーツと多様性』『活かし合う力を高める』、そして『一人一SF』、J-SOLのテーマと共に育ってきた『コンプる』のエッセンスを味わっていただけると思います。」
「自分が変わり・周りが変わり・仕事も変わる」
牧田明美(Petwellness 明賢Corp)
「SFを学び始めてから1年が経ちました。この1年間にSFが私にもたらしてくれたもの、周りにもたらしてくれたものは大きく、SFが今の私の基盤となっています。この1年で関わった様々なペットクリニックでの出来事、うまくいったこと、学んだことをお話したいと思います。」
「SF会話入門」
小野友之(教諭)& 星野浩一(カルチャーセンターマネジャー)
「SFの考え方はシンプルですが、日常会話から仕事まで様々な機会で使われています。そんなSFを学ぶことは、『新しい言語』を学ぶようなものです!!
実際に私たちのSF会話の実例をお見せした上で、皆さんにはどんなSF会話があったかを振り返っていただきます。『SF会話入門』小冊子発行を目指しています!」
「“SF inside”の意味」
青木安輝(J-SOL 発起人)
「公式な定義はされていない”SF inside”という言葉。2005年頃に使い始めたものですが、この10年の間に色々な人が使い始めてニュアンスが変わってきました。『一人一解釈』で良いのですが、僕自身は発信者として現在どう解釈しているのか、そしてこれからどう活かしたいと思うのか、皆さんにお伝えしたいと思います。」
■事例共有分科会:
ヒロコーポレーション:
「自分達で考え、自分達で行動する組織づくり」
昨年スウエーデンで開催されたSOL国際大会に幹部全員で参加し、SFを組織の中に浸透させるためのノウハウを発表されたヒロコーポレーションチームです。伊藤玲子社長がSFを学んで一番重要だと思ったことをどのように従業員に伝えていったのかを、事例を通して社員の皆さんと一緒に発表していただきます。
藤森工業(ZACROS) 名張・三重チーム: 「SF夢のつづき」
J-SOLに初参加した2009年以来、連続7回の参加となるZACROS名張・三重チーム。当時のメンバーが語っていた夢のひとつ「藤森工業全社にSFを広めたい」を実現するために動き出した後、どのような変遷があったのか。ベテランソリューショニストと新人の混成チームで、今年もアップデート情報を伝えてもらいます。
三井造船: “Discover Cool Solutionist”
玉野事業所で心理相談員として勤務している錦織みささんが、2012年に企画したSF研修に始まった取組は、一部の従業員の啓発にとどまらず全事業所の組織文化に影響を与えようとするレベルに進化することを目指しています。昨年は19名と最大規模のチームでしたが、今年はどんなCool Solutionistが登場するでしょう?
藤吉工業: 「SFのひろがり 〜組織SFとミニSF〜」
2010年に「SF実践コース」第4期に2名の方が参加して以来数年が経ち、様々な場面でコツコツと試行錯誤しながらソリューションフォーカスを実践してきたという藤吉工業。現在第6期には新たに2名が参加し、新鮮なSF旋風を巻き起こし、会社全体にSFが広がりつつある様子を現在進行形で共有してくださいます。
サイゼリヤ: 「サイゼリヤ内でのSF活用事例・SFのひろがり」
昨年J-SOL7で社内のSFの広がりや目指すところを発表してくださったサイゼリヤ組織開発チーム。今年はSF実践コース第6期に参加中の2人のメンバーを中心にしたチームで、その後の様子を成功・失敗事例を交えて発表して頂きます。
勝川さんの「J-SOLトーク」と共に「コンプる」の魅力が伝わってくるでしょう。
岡山県立大研究チーム:
「健康維持のためにSFを取り入れた面接を実施して」
住吉和子教授を中心としたチームの皆さんが、「SFベーシック」を受講され、糖尿病患者さんの面談にSFを取り入れる研究をされました。糖尿病を抱えた方が健康 管理のために日常の行動を律するのは簡単ではありません。それをサポートする面接場面で活かされた事、周囲の支援者ができること等を報告していただきます。
藤森工業(ZACROS) 横浜チーム:
「風土改革(ルールを守る風土づくり)への挑戦
〜SF実践事例集〜」
昨年「SF実践コース」第5期に参加した志田所長に続き、今年は福田総一郎さんが実践コースに参加しながら、風土改革のプロジェクトを仲間と一緒に推進しています。厳密さが要求される製造現場においてSFをどのように活かすかは、難しい挑戦です。今回は「分かる→楽しい→ためになる!」分科会を目指すそうです。
■ワークショップ分科会:
「人生これからノート」:
山本立樹 苗加一男 高橋浩 久野陽子
「平均寿命が年々伸び、退職後の20〜30年という月日をいかに過ごしていくかは、多くの人にとって重要なテーマとなりました。そういった社会背景から、中高年が自分史を人生をまとめるためのものとしてではなく、これからの人生を考えるために活用するツールという発想で開発したものが『人生これからノート』です。」
「SFの企業研修プログラムでの活用と実践」:
五十嵐仁 五十嵐知美
「企業研修の世界で『コミュニケーション』『リーダーシップ』『現実の問題解決』『チーム力』等の研修を実施してきた私たちが、SFを活用するワークやセッシ ョンについて実際にワークを交えながら実践報告をしたいと思います。『アクションラーニング(質問会議)』とのハイブリッド版セッションも体験できます。」
「オープンダイアログ:開かれた対話の可能性を探る」:
白木孝二
「戦いや競争、交渉や説得など、目標が明確で勝敗、達成状況などの結果が明らかにできる文脈では、戦略性が重要です。しかし、協力や分かち合い、信頼関係を育もうとする状況下では、戦略にとらわれないアプローチが要請されます。フィンランドで生まれた『オープンダイアログ』手法の可能性を一緒に探ってみませんか?」
■海外ソリューショニスト分科会:
ニクラス&ペルニラ・タイガー(スウエーデン):
「社員も管理職も待ち遠しくなるSF面談」
SOL2011で青木安輝の講演を聞いて”SF inside”を目指したというニクラス・タイガーさんは、見事にそれをやってのけました。IT企業Hi5(ハイファイブ)は、社員面談をすべてSF方式ですることにより、管理職社員双方が喜び、実績も上がり、なんと噂を聞きつけて採用面談を希望する若者が増えているそうです!
マルコ・ロンザーニ(スイス):
「サイレントSFカンバセーション」
信頼する相手であっても詳しい内容を伝えることは躊躇してしまうようなテーマだけどコーチングを受けたい、という人に対してSFならではの質問の構造を活かした形で支援する方法が「サイレントSFカンバセーション」です。マルコさんは3年連続でJ-SOLに参加する日本ファン。今年はドイツのご友人と参加されます。
ジュリア・カレンバーグ(スイス):
「SFで営業力アップ!」
このタイトルからどのようなイメージを想像しますか?実はこれは相手とのコミュニケーションをどう取るかのスキルではなく、自分自身とのコミュニケーションに関するワークショップです。自分が本当に良いと思っていることに確信を持った状態をつくる。それができたら当然相手に伝わるメッセージは強くなります。
アレックス・タン(マレーシア):
「写真で表現するフューチャー・パーフェクト」
昨年のSOL2014でもセルフィー用のバーを駆使して写真を撮りまくっていた タンさんは相当な写真好きです。欧州での彼のワークショップで撮った自分の写真をとても気にいって大事にしている日本人が何人もいます。カメラ好きの日本人と一緒にこのワークショップをすることをとても楽しみにしているそうです♪

さて、このラインアップいかがでしょうか?どのプログラムに興味が湧きましたか?
これらに加えて「オープンスペース」も実施しますので、ご自身のユニークなSFをシェアしたいという方は、ぜひ大会当日に手をあげてください。「一人一SF」ですから!

J-SOL8プレセミナー (6月19日)

上記のプログラムは本大会の内容ですが、前日6月19日(金)には海外ソリューショニストによるプレセミナーが4本開催されます。こちらも是非参加をご検討ください。これまでのJ-SOL参加者に聞くと、国民性や文化の違うところから来た人のSFセミナーは、通訳される言葉の内容だけではなく、振る舞いや進行の仕方等、非言語的要素からも新鮮な気づきを得られることが多いようです。

午前3時間、午後3時間、2本づつの合計4本。どれか一つだけでも参加できますし、午前午後1本づつ選んで2つ参加することができます。

◆プレセミナー① 10:00〜13:00
「丸ごと“SF inside”なIT企業Hi5」
ニクラス・ライガー&ペルニラ・フォールスバーグ・タイガー(スウエーデン)

私(青木)が欧州SOL国際大会に10年参加してきた中で、これほど見事に組織全体が“SF inside”化された事例を他に聞いたことがありません。40名程度の小規模なIT会社であるという条件が幸いしている部分もあるでしょうが、社長のタイガーさんを始めとして幹部の皆さんが熱意だけではなく、冷静に“SF inside”化することのプラスマイナスを検討した上で変革を進めてきた中で培ったノウハウは、ポジティブ志向に懐疑的なマインドをも納得させる力があります。2011年にタイガーさんがSOL国際大会に参加したところから始まる“SF inside”化の歴史からSF実践者が学ぶことができることはどれだけ多いことか!楽しみなセミナーです。

◆プレセミナー② 14:30〜17:30
「モンスター課題も“スモールステップ”で解決できる!」
ニクラス・ライガー&ペルニラ・フォールスバーグ・タイガー(スウエーデン)

Hi5におけるSF活用とその成果の中でも、解決困難と見える難しい問題に対して 「スモールステップ」を大事にすることで想定以上に速く解決に至ることができるとわかったことは、特に重要だと考えられているそうです。実際の例を交えながら、モンスター課題が「スモールステップ」でいかに解決可能なものに見えてくるのか、そのプロセスを学ぶことができます。

◆プレセミナー③ 10:00〜13:00
「葛藤をリソースに変容させるSF調停」
マルコ・ロンザーニ(スイス)

一昨年のJ-SOL6で初来日したマルコさんが本大会分科会で実施した「SF調停」 ワークショップは大変人気がありました。今回はプレセミナーですから、その時の倍の時間を使えますのでじっくり体験していただくことができます。スイスの最高裁判事を対象にして、このSF調停ワークショップをしたこともあるマルコさんは元々弁護士です。しかし、法制度が人間信頼を回復する方向性を持っていないことに失望し、非暴力コミュニケーションやソリューションフォーカスを学んで人材開発、組織開発の分野で活用するようになったという経歴の持ち主です。どちらも悪者にすることなく、プラスのメガネを大事にして調停するプロセスから学ぶことは多いはず。

◆プレセミナー④ 14:30〜17:00
「ソリューション・レンズ 〜SF的写真活用法〜」
アレックス・タン(マレーシア)

多くの言葉よりも一枚の写真が伝えるものの大きさや効果は誰もがよく知るところですが、SFを活用する場面ではその有効性が活かされているでしょうか?タンさんはSF組織開発において、写真を大いにクリエイティブに使っています。もともとカメラ愛好家だったタンさんはコンサルタントとして組織に関わる中でもその技術を活かしました。「“Success Scrapbook”(サクセス写真帳)」、「“Gratitude e-Journal”(感謝の電子日記)」「“Appreciative Wall”(OKメッセージの壁)」などの楽しい手法を開発し、駆使した実例を紹介してくれます。もちろん、参加者の皆さんは実際にSF的に写真を撮ってみるワークを楽しく体験していただくことができます。

いかがでしょうか?プレセミナーも含めると、J-SOLは3日間のイベントとなります。週末の本大会参加だけでも十分意義がありますが、海外から来日するソリューショニストが提供してくれる一味違ったSF世界をたっぷり堪能できるこの貴重な機会をお見逃しなきようお願い申し上げます!

J-SOL8 at 幕張 by 青木安輝
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2015年02月01日

第34号【1】 J-SOL8関連ニュース

発表事例募集中 締切まで2週間!

6月のJ-SOL8で発表する「SF活用事例」「SFワークショップ企画」「J-SOLトーク」の応募締切は2月14日です!!!

J-SOL8 発表者 応募フォーム
http://www.j-sol.org/basic.php#bosyu

J-SOL8 発表事例 募集要項 (1/1号記事)
http://sf-news.sblo.jp/article/109350111.html

新プログラム「J-SOLトーク」とは (1/14記事)
http://sf-news.sblo.jp/article/111936271.html
英語サイトができました

昨年までは外国人は個人的に招待する形をとっていたのですが、今年からは一般募集することにして、J-SOL英語サイトをたちあげました。
"I Recommend J-SOL"というページに今までの来日ソリューショニストたちの素敵なコメントが掲載されています。

J-SOL英語サイト
http://www.j-sol.org/english/
J-SOL
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2015年01月14日

J-SOL 新プログラム紹介

J-SOL 新プログラム 「J-SOLトーク」

「J-SOLトーク」って何?
全体会の檀上で行うショートプレゼンテーションです。時間は6分〜12分。資料を投影したり、小道具を使うこともできますし、何も使わずに身一つでスピーチをすることもできます。質疑応答や聴衆にワークをしてもらうことはできませんが、手を挙げてもらったり、簡単な問いかけをしたりすることは可能です。

あなたのSFストーリーを聞かせてください!
今までソリューションフォーカスのセミナーをしてきて、多くの方のSF活用体験を聞いてきましたが、組織の中の話であれ、家庭での話であれ、そこにSFエッセンスが感じられるエピソードには大きいも小さいもなく、人の心を動かす要素があります。

先日「SFフォーラム」で、ベーシック修了者の企業管理職Aさんから素敵な家庭でのSF活用体験談を聞きました。彼は5才の息子“やっくん”(仮名)をとても大切に思っていて、SFセミナー後にお互いにOKメッセージを伝え合えるようなゲームができないかと考えたそうです。そして、家に落ち着いていられる日曜日の夕飯時に「表彰台ゲーム」をすることを思いつきました。木箱を並べた“表彰台”の上に家族が順番に立って、先週うまくできたことに関するスピーチをします。そして皆で拍手をするのです。初めての時、やり方を家族に説明したAさんは、自ら率先して表彰台に立ち、少し子供っぽく大げさにふざけながら先週うまくできたことを話したそうです。するとやっくんも自分から表彰台に上がって、楽しそうに自分のお話しをしてくれたそうです。お父さんが表彰台に乗るときは、やっくんの良いところをホメる内容のスピーチもするそうです。もちろん息子は大喜び!日曜日のこの時間が家族にとって待ち遠しい時間になったことは想像に難くありません。

このようなエピソードから得られた学びや教訓、自分のSF観を伝えることは、6分〜12分の時間枠で十分に可能です。もちろんプライベートな場だけではなく、仕事の中でのエピソードも聞かせていただきたいです。以前J-SOLの分科会で製造業B社の皆さんが共有してくださった現場のエピソードが、僕には大変意味の深い貴重な話しとして印象に残っています。

B社のある現場を横切る別部署のフォークリフト操縦手Cさんは少し気難しい顔をしていて、その現場の人たちからは怖く見えていたそうです。フォークリフトを通すために作業を中断してあげた時は必ず大きな声で「ありがとう」と言ってくれるのですが、ちょっと怖い感じ。そこの職場はSFで活性化することに取組んでいる人たちがいて、「SFノート」と呼ばれるOKメッセージノートをつくっていました。全員が見ることができる交換日記のようなものです。但し、書く内容はお互いへのOKメッセージ。ある日、誰かがCさんに対して「毎日何回も元気に『ありがとう』と言ってくれてありがとうございます。」という内容のことを書きました。ところがCさんは、他の部署なのでノートを見にくる機会がありません。そこで、社内メールでCさんにノートに書かれた内容をそのまま伝えてあげたそうです。すると、翌朝Cさんがその作業場を横切る時の声がめちゃくちゃ明るくて、笑顔になっていたので、皆さんがOKメッセージの威力にびっくりしたとのこと!そしてこのメールを書いた人は、今までCさんが毎日「ありがとう」って10回以上は言ってくれてたことに気づいてなかったなぁとしみじみ思ったそうです。この職場では、その後新人の定着率が良くなり、若手のスキルアップのスピードが大幅に改善されたそうです。

是非、皆さんのSF活用体験エピソードを振り返って、そのエッセンスを共有してみませんか?SFを学び、実践している皆さんは、職場や家庭で様々な記憶に残るエピソードを体験していると思います。記憶の中では、小さいことに感じていることでも、それを語ろうとする時にその意義や価値に気づくことがあります。是非あなたのSFストーリーを聞かせてください♪

話す内容は?
分科会(90分)での事例発表というと、J-SOLでは「組織変革等の成功例」を話さなければならないと考えて自分の出番ではないと思ってきた方もいるかもしれませんね。「J-SOLトーク」なら、SFエッセンスを感じた「出来事とその意義、それにまつわる自分の想い」という枠組みで話すことが可能です。それをソリューショニストの皆さんと共有できたなら、大きな事例とは別の次元で、多くの方に役に立つ貢献をすることができると思います。トピックの範囲としては以下のようなものが考えられます:

  1. ソリューションフォーカス活用体験とそこから学んだこと
  2. ソリューションフォーカスの哲学やスキルに関する発見や主張
  3. ソリューションフォーカスを応用して実現したい夢とその可能性

必ずしもこれらにぴったりあてはまらなくても、自分のSF実践体験に由来することで、聞いた人がソリューションフォーカスを理解し、実践する上で参考になると思われる情報や主張、ソリューションフォーカスの価値を確認できるような内容が含まれていれば、「J-SOLトーク」の題材として十分可能性があります。成功体験はもちろんですが、とらえ方によっては、失敗から学んだ教訓をテーマとしたトークも可能です。

大会テーマが「一人一SF」ですので、教科書に書いてありそうな“正しい”ことよりは、あなた自身のユニークな体験、考え方が反映されたトークをお待ちしています!

ここから先は、実際に「J-SOLトーク」をしてみたいと思う方へのサポート情報です。

TEDトークをモデルに
この新プログラム導入のきっかけは、一昨年の欧州SOL大会で始まった「SOLトーク」が好評だったことです。ほぼ同様の形式でJ-SOLでも取り入れることにしました。「SOLトーク」のモデルは米国カリフォルニアで始まったTEDトークです。TEDは短いものもありますが、長くても18分以内に終えるというルールがあります。無名の人も登壇しますし、世界的に有名な研究者、実業家、政治家なども登壇します。そして短い時間で伝えたいことをまとめるために何回も原稿を書き直し、練習を繰り返して本番に臨みます。TEDからは世界中にインパクトを与えるようなスピーチが数多く生まれました。もちろん「J-SOLトーク」はそこまでのレベルを求めるものではありません(可能性はあると思います!)が、短時間で自分の伝えたいことをまとめるというプロセスで学ぶことがきっと沢山あるはずです。

YouTubeで様々なTEDトークを聞くことができます。昨年京都で行われたTEDトークイベントでは、8分〜12分くらいで、いろいろな小道具を使ったものなどもあり面白いです。自分がステージに立つというイメージは見えてくるかもしれません↓
http://www.tedxkyoto.com/ (下の方にスクロールすると動画リストがあります)

「TED驚異のプレゼン」(カーマイン・ガロ著)も大変参考になる本です。J-SOLトークと関係なく役立つと思います。

準備をサポートします!
短時間のプレゼンテーションであればあるほど、内容をしっかり準備する必要があります。主張したいことは一つでいいし、シンプルで良いのですが、その根拠となる体験がいきいきと伝わるようにまとめたり、主張したい内容によっては、関連データや効果的な引用文を見つけるなど、工夫できることは沢山あります。決まったシナリオパターンはありませんので、どう伝えれば一番言いたいことが言えるか、そして受け取ってもらいやすいか、その工夫をする過程をお楽しみください。私たちスタッフがSF的にサポートをしますので、安心してご応募ください。

ご応募はJ-SOLウェブサイトから
http://www.j-sol.org/basic.php

J-SOL by 青木安輝
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