2014年06月01日

第26号【4】 「そのままやっちゃん」から

そのままやっちゃんから

先日開催されたSFコラボレーション・セミナー「SFと脳科学」の後は、なぜかとってもしゃべりたくなりました。爪や筋肉や内臓など、他のパーツのセミナーではそうはならなかったでしょう。やはり、人間は「意識」の動物。意識を司ると考えられている脳の話はとても刺激的なのですね。解明されていないことが沢山あるけど、わかってきたことを元にして、ああなんじゃないか、こうなんじゃないかと色々想像するのがとっても楽しくて、懇親会まで盛り上がりました♪

「SFと脳科学」の懇親会
講師の長谷川英輔さんと懇親会にて

ブログ本文
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■2014年05月18日(日)  脳科学セミナーで脳内電気信号量爆発的増加!

SFコラボレーション・セミナー5月は「SFと脳科学」。長谷川英輔さんにご講演いただき、皆でディスカッション。まず「神経細胞はすべてつながっている」というシンプルな事実があらためてすごいと思った。それぞれ機能分化していても、つながっているから「見えるもの」に「重さを感じ」たり、「聞こえる」声が「スイート」だったりと、五感は重なっていく。だから聞くことは、同時に見ることでも触れることでも味わうことでも香りを嗅ぐことでもあるっていう文章を語順を変えて何種類も書けるってことだ。そして、脳だけで脳なのではなく、全身が脳だと思うと、なんだかワクワクしてきた♪

セミナー後の懇親会は、神保町に最近オープンしたおしゃれなカフェ。アルコール注入により脳内電気信号はさらに多様なパターンで活性化した(^_−)−☆

ソリューションフォーカスの成功事例の中で、「最初はちょっと無理矢理だったけどね」という表現が出てくることがある。上手にSFを使えば「無理やり」にしなくても済んだはずという前提で考えていた時は、そういうのを聞くと「惜しい」と思ってきた。でも、新しい行動を取るために脳に新しい回路をつくるには、どうも最初の一回は無理やりにでもやらせる必要があるらしい。で、それが良い結果を生むとわかると2回目は自発的にできる。だけど大きなことを無理やりやらせてしまうと、抵抗の方が大きくなってしまうので、スモールステップがいい。それにしても、今日はいろいろなことを考えることが楽しかったなあ♪

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以上ブログ本文

セミナーの数日後に参加者の皆さんにアンケートを送ったところ、普段のセミナーアンケートよりもずっと中身の濃い素晴らしい回答を多数いただきましたので、それらをご紹介することで、どのようなセミナーだったかをご想像いただきたいと思います。

講座の中で教えていただいた「脳の成長は2〜3歳で8割完了、12歳がピーク」と追記資料の中の「人生の基本的な生き方は5才くらいまでに身につける」は、大変印象に残っています。

子供って、ときどき、大人がドキッとするほどいろんなことをよく見ていて、適切な言葉を発することがあります。あるいは、言葉にはならなくとも、良く観ている、感じていると思わされることがたくさんあります。

生きていくうえで土台となる「自己肯定感」が急激に脳が成長するこの時期に十分に育っていることが、その後の人生に大きな影響があるということも、脳の成長と併せて考えると、うなづけます。

一方で、「自分の脳は自分で作る」、その後の人生の中でも、自分の力で(もちろん周囲の力も借りながら)脳のプログラミングをすることができる(剪定という言葉でしょうか?)また、脳に書き込まれた様々なプログラムを書き換えていく(思い込みを手放す・・・など)ことができることは、人間の素晴らしい力であるということも、つらつらと考えています。

自分の脳に責任を持つ!ということですね。

Y.H.さん

私はそもそも医学はわかったところだけ科学的に説明しているだけで、わからないことがいっぱいあるのに、説明できないから否定するのはどうなんだと思っている医学者です。私も以前から、「錯視モデル」をつかって、「人は目で見てる」わけでなく目からの情報を「脳でみている」と説明。エッシャーの「天使と悪魔」や「ルビンの壺」で視点をかえると見方が変わることを、SFでの「他には?」という重要性と共に、ゲーム的に説明していました。

長谷川先生は「クレーター錯視」と「壺の男女/イルカ像」をつかって、光は上から降り注ぐものという人間の無意識の固定観念や、大人は既にいろいろな学習の結果、あるモノにしか見えない、と説明されました。ニューロンネットワークの話から、固定観念とはそのネットワークがすでに強化形成されているものであって、今後、シナプスがつながるイメージをもって、これから違う方向のネットワークを形成していけばいいと、自責の念をもつのでなく、外在化されてすっと理解されるものでした。

視覚以外の全感覚も同じなんだと再確認でき、NLPのサブモダリティーチェンジと脳科学の共感覚を理解するのに、ニューロンネットワークイメージ3の大脳とVAKOGをつなげたスライドがイメージしやすかったです。

T.M.さん

印象に残ったことを並べてみます。ヒトは動物である、ということ。大脳のサイズだけ異なるのであって、生きるしくみは他の動物と共通である。15万年のうちのたった100年の急激な変化に適応できるはずがない、ということ(先生の冒頭の「生きにくい世の中」というお話の意味)。刺激によってネットワークはどんどん増えるが、使わないと剪定される。学習するということは、刺激によって信号が流れる、ということ等等。

カウンセリングの場で若い人たちと接しながら、これまでなんとなく感じてきたことが、先生のお話でより科学的に理解できた気がします。我々が幼い頃得られた刺激を、最近の子どもたちは得にくくなっている=つまり、回路ができていない、ということを知ってしまったからには、自分の立場でできる範囲で学生や保護者に伝えていきたいなぁ、と思いました。カウンセリングの現場で、なかなか自分の枠(既存の回路)から出られず苦しんでいるクライエントに対して、新しい回路づくりをサポートしていいんだ、と自信が持てました。管理職や大学教員向けの研修では、脳科学のエッセンスを入れて伝えていきたいと思います。もっと納得してもらえるのではないか、と期待しています。

長谷川先生、楽しい研修をありがとうございました。ご自身がとても楽しそうに、面白そうに講義をなさっていたことがとても印象的でした。自分が興味を持っていることをどんどん進めていっていいんだな、と思える、とても貴重な体験でした。

R.T.さん

神経ネットワークはいろいろな経路でつながっているのだから、一つの回路にムリに電気を通そうとしないで、あっちこっち色々な迂回路をつくることが柔軟性を高めるし、創造力がたくましく育つ。そんなイメージが湧いたので、悩んだ時はなるべくじっとしていないで色々なことをして、体を動かしたり、いろいろな角度から五感に刺激を与えてみようと思います。

長谷川さんはボクより一回り以上も年齢が上なのに、とても若々しくて知的好奇心が旺盛でした。やはり脳を活性化する方法をいろいろと実行してらっしゃるからかなあと見習いたくなりました!

SFアカデミア by 青木安輝
posted by 株式会社ソリューションフォーカス at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 「そのままやっちゃん」から
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