2014年05月01日

第25号【3】 SFコラボレーション・セミナー

「SFと脳科学」長谷川英輔(Coaching LAB)× 青木安輝

今月のSFコラボレーション・セミナーは、長谷川英輔氏をお迎えし、脳科学とSFの接点を探っていきます。長谷川氏はメーカーの技術者としてご活躍された経験の中で、発見やひらめきがどのように起こるのかに興味を持ち、心理学や脳科学を研究し始め、コーチングを学ばれた後でさらに脳の仕組みとコミュニケーションの関係を研究してこられました。

私もソリューションフォーカスのセミナーの中で、なぜSFが有効なのかを説明する際に、断片的ながら脳科学領域で得られた知見を援用しています。心や意識というとらえどころがないもの、主観的で再現性が保証されないものに大きく左右される人間のコミュニケーションという領域で、客観的に確認された脳科学の発見がどのように活かされるのか、大変興味深いところです。

例えば、脳が自動的に(勝手に?)してくれる色々な補正作業があります。正方形の映像と長方形の映像を素早く交互に入れ替えてスクリーン上で見せられると実際には図形は変形していないのに、ぐにゃっと形を変えていくように見える錯覚を起こします。あるがまま(この場合は正方形と長方形だけ)を見るのではなく、意識した2つの情報をつなぐ情報を創り出してしまうのです。さて、コミュニケーションの場面で、そういう補正作業はどこまでどんな風に影響を与えるのでしょう?相手が言っていないことを言ったと思い込んだり、自分が言っていないことを言ったと思い込まれてしまったり。それが良い方にも悪い方にも影響する可能性はありますが、脳科学の知識を持つと、そういった現象をどう活かすことができるのでしょう?

長谷川さんは、脳科学の特定の分野の研究者ではありませんが、心理学や脳科学の情報をコーチング等のコミュニケーション場面に現実的に活かす研究をしてこられました。長谷川さんは「しなやかに生きる」ために脳科学の情報を活用して欲しいというメッセージを発信しています。

<しなやかに生きる>長谷川英輔

あなたは頑固に生きたいですか。それともしなやかに生きたいですか。どちらが正しいという問題ではありませんが、すでに成熟の時代に入った日本の社会では、しなやかに生きる道の方が生きやすいかも知れませんね。仮にその道を選んだとして、具体的にはどういう努力をすればその生き方を身に付けられるでしょう。一見何をしたら良いかわかりませんが間違いない方法が一つあります。

いろいろなことに興味を持つこと、できれば体験することがその王道です。こう言われてあなたはすぐに始められますか。なかなか難しいことですね。しかし、なぜそれが王道なのかが納得できれば、かなり努力する気になると思いませんか。私が脳の仕組みを皆さんに知っていただきたいと思う理由はそこにあります。脳の基本的な仕組みを理解すれば、それが納得できます。そんなに難しいことではありません。中学の理科程度をイメージしてもらえば結構です。

是非この機会にその仕組みを理解して、毎日の生活に役立てていただきたいと思います。

自分が脳とコミュニケーションについて理解を深めるだけでも役に立てられそうですが、身近な方とその知識を共有することで、関係強化につながる智恵が生まれる可能性もあります。どうぞお誘い合わせの上、ふるってご参加ください。

終了しました。

SFアカデミア 青木安輝
posted by 株式会社ソリューションフォーカス at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | SFアカデミアからのお知らせ
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