2014年05月01日

第25号【5】 「そのままやっちゃん」から

そのままやっちゃんから

「モテVOICE」という言葉は、ボクがいのまたひろみ先生にボイストレーニングを受ける中で生まれました。発声は喉だけでするのではなく、姿勢や顔の表情、特にどこに力が入っているか、リラックスしているのかに影響されます。そしてその力の入り具合(力みや萎縮)は感情に影響されています。普段はそのメカニズムに無自覚で声を出していますが、一旦自覚できて、良く響く声を出す身体の形をつかめるようになると、今度はその「形」から感情に影響を与えることも可能になります。伝えたい気持ちと声の響きが一致して、もっとも自分らしく響く声が「モテVOICE♪」です。

モテVOICEの様子
“姿勢や口角を意識して発声練習♪”

ブログ本文
==================================================================
■2014年04月05日(土) 日本初の「モテVOICE♪」ワークショップ

いのまたひろみトレーナーをお迎えし、SFコラボレーション・セミナーシリーズ第5弾の「最も自分らしく響くモテVOICE♪」ワークショップを開催。「モテVOICE」って言葉は、まさにいのまたさんとボクの間のコラボレーションで生まれたフレーズで、彼女が商標登録出願中の新しい言葉。

自己紹介の時にどのような場面でモテVOICEを活用したいのか一人ひとり話していただいた。例えば、会議で目上の人が脱線したまま長話をしかけた時に、それをたしなめるだけだと、その後の進行がぎくしゃくするので、「本題に戻しましょう」というときの声をモテVOICEで言う。そんなビジネス場面もあれば、趣味でやっている落語の出だしの声を人がひきこまれるようなトーンにしたいなんてのもあった。皆さんがどんな時の自分の声を意識しているのかが興味深かった。

発声のメカニズムのレクチャー、そして全員で発声練習、ペアでお互いにチェックとWSが進んでいくにつれて、身体全体の使い方、表情(顔の筋肉)などの要素が声に与える影響が大きいことを実感。そしてモテVOICEを活用したい場面でのセリフを言ってみてフィードバックを受ける実習。出したい声が出せた、あるいはそのヒントが得られたという方が続出。実際の場面でどれだけそれが実現するか楽しみだ。

最後のシェアでSさんが標語のように発してくれた「姿勢、口角、アンパンマン」の語感が良かったなあ。口先でなく、姿勢や顔全体を意識すること、そして伝えたいメッセージの内容をイメージすること。それらの重要ポイントを凝縮したナイスフレーズだ♪

==================================================================
以上ブログ本文

参加者の皆さんにワークショップから2週間後に送らせていただいたアンケートへの回答(「 」内)をちりばめながら、モテVOICEワークショップの効果を振り返ってみたいと思います。

録音された自分の声を聞いたことは誰でもあると思いますが、何だか変な声に聞こえて、自分の声はあまり聞きたくないと思う人は多いです。だから、顔は毎日鏡で見るけれども、自分の声がどう響いているかを自覚する機会を持つことはあまりありません。

「自分の表情は鏡がないと分からないですが、声の表情もそうだと思った。」

「自分が思っていた声の質(自分では軽いと思っていた)と、他者が受け取っている 印象(どちらかというと低くて安心感がある)のギャップに気づけたことは、非常に参考になった。」

「自分で声の使い分けをしているつもりが、自分で出しているイメージと違うということに気づけて、今後のヒントになりました。」

声の表情を直接見る鏡はありませんが、色々な人にどう響いたかを教えてもらうことは新 鮮な発見があるようですね。機械での録音も一つの鏡にはなりますが、物理的な響きだけ ではなく、人にどう響くかは、人から教えてもらう必要があります。

「自分の話し方の癖を先生にご指摘いただいて、気づきがありました。『語尾がいつも下がる』という点です。研修講師、講演の仕事が毎週のようにあるので、すぐに気をつけるようにしました。具体的な比較は難しいのですが、意識することで今までに増して前向きな雰囲気を作ることができているように思います。」

ワークショップの中では、現状の声がどう響くかを確認するだけではなく、自分が出したい声に近づけるために色々試してみるので、いつも出しているトーンとは別の声が出るとそれだけで新しい世界が広がる感覚があります。

ボク自身の体験では、あるドリルの中で先生に「すぐ目の前にいる人にやさしく伝えるように」と指示されて声を出した時に、それまでと違う種類の穏やかでやさしくてよく通る声が出たのでびっくりしました。逆に、その瞬間気づいたことは、それまで必要以上に力んで声を出していたってこと。それは自分やその場に不安を感じているところから来ているなとわかりました。そして「すごい!」と思ったことは、力んだ瞬間に気づくことができると、力みが“溶け”てリラックスした声が出ると同時に気持ちが楽になるのです。「声や性格は変わらない」と思い込むのはもったいです。「声の響きや気持ちは変化させることが可能」なのです。

「表情や、使っている言葉によって、声の印象が変わることを改めて実感しました。 講師の緊張は声に表れる!」

「自己満足ですが、声、表情、喉、身体に対する意識が高まりました。口角を上げるだ けで楽に喋る事ができることの発見。」

「姿勢が声に反映することから、今度、登板の際には肩の力を抜き、リラックスした状 態で臨みたいと思った。手を前に組むと、胸が閉じることになり、声が出にくくなる。 両脇に置いた方が良い。」

「喉への負担が減って、話しやすくなった気がします。また、口角を上げることで、精神的にもプラスに働いている気がします。」

「新入社員研修の際に、人前で話をする際(会議や朝礼の時)の顔の位置(顎を引か ない、上げない)、手は両脇に置いた方が、声が通りやすくなる、と実演いたしました。実演することで、受講者の納得感が高まった。」

「姿勢と口角を意識したら、声が変わったイメージでプレゼン時に余裕が出てきた。 週一回のプレゼン時が楽になった。」

人前で話すことが仕事の重要な一部になっている方は、より自分の余裕が感じられる姿勢をつくることは、とても大事だということがわかりますね。今回の参加者は講師の方が多かったので、やはり普段から声を意識されていて、気づいたことはすぐに応用されていることがわかり、主催者としてうれしかったです。

素晴らしいと思ったのは、その気づきを一時的なものに終わらせないように、毎日の生活の中に組み込む努力をされている方がかなり多かったことです。

「鏡に向かって練習しています。(マスクをして歩きながらも)」

「短時間でしたが、すぐに実践できるようにシンプルな方法『姿勢、口角、アンパ ンマン』が学べたことが良かったです。」

「起床後、すぐに水分補給をするようになりました。お客様の見えない瞬間に、口角を上げ直しています(笑)」

「朝起きたときに,『まず姿勢,笑顔,口角,アンパンマン』と唱えて,口の筋肉運動『ん,い,え,あ,お,う』を2〜3回くり返す。」

「スポーツの運動技術トレーニングの一種と考えて単純動作の反復練習をすればよい(口の筋肉運動),また,対人場面をイメージしてイメージトレーニングすればよい。難しく考える必要はなくて,とりあえず簡単なスモールステップを行えばよい。…ということに気づきました。」

“姿勢・口角・アンパンマン”というのは、ブログに書いてある通りワークショップの最後のシェアで参加者の方が標語のように言ってくれたフレーズです。姿勢を整えて、口角を上げると、それだけで確実に表情も発声が変わります。でもそれが機械的なものになってしまってはドライですよね。なので、アンパンマンというのはほっぺたの形もありますが、子供が喜ぶときのように素直な気持ちを大事にしようという意味もあるとボクは解釈しています。

さて、今回の初モテVOICEワークショップを開催してみて、皆さんの反応を受け取ってみて、これは確実に進化させていけると思いました。また、声の質を意識することは、SFを効果的に活用する上でも重要な側面であるし、コミュニケーションを改善していく上でのバロメーターになることもわかりました。なので、次回は下記のような皆さんからの改善要望を取り入れて、「モテVOICE集中講座」に進化させたいと思います。

◆よりリラックスした状態で声が出せるような,他の参加者と楽しく遊ぶアイスブレーキングのワークを増やす。
◆実践ワークを増やして、数人のグループで一分間スピーチを繰り返すなど、各自が変化を体験できる機会を増やす。
◆確かに「違いがつくれるんだ!」と見てわかるデモンストレーションをする。
◆いのまた先生に一人ひとりの声に対するフィードバックをしてもらう時間を増やす。
◆ロールプレーイングは小グループの中だけでなく、全員の前で1人づつ話し、フィードバックを受ける、という形もとる。
◆参加者各自が「モテVOICE」を活用したい場面がバラエティーに富んでいるので、それ らの違いからもお互いに学べるようなシェアの時間をつくる。

ボクは自分の体験から「声のワーク」は必ず自分を成長させる気づきを生み出すと確信しています。この「モテVOICE」ワークショップを進化させて、より多くの皆さんと「声って面白いね♪」と響き合える、学びと成長の場をつくりたいと思います。

日程が決まったらお知らせしますので、皆さん、是非来てくださいねえ。

SFアカデミア 青木安輝
posted by 株式会社ソリューションフォーカス at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 「そのままやっちゃん」から
この記事へのコメント
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/95014893
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
ソリューションフォーカスNEWSメール配信ご希望はご希望はこちらまでご連絡ください。