2014年01月01日

第21号【4】「SFとヒーリングアート」by山田佳克氏のレポート

SFコラボレーション・セミナー第二弾
「SFとヒーリングアート」by山田佳克氏のレポート
by 藤沢さつき

昨年12月1日に、SFコラボレーション・セミナー「SFとヒーリングアート」を開催しました。
今までも、色々な分野で活躍されているソリューショニストの方のセミナーやワークショップを開催してきましたが、ボディーワークという一見SFと直接関係が無いように思われる分野の方とのコラボレーションは初の試みでした。

山田氏は、自然療法研究家として様々な考え方や手法を取り入れた治療・後進の育成をされています。今回のワークショップの中で紹介されていたプロフィールを伺うと、まさに「研究家」だと思いました。整体師でもあり、マッサージ師でもあり、ヒーラー?でもあり、その他の事も含めた全てでもあるかもしれません。
何れにしても、「悪いところを治療師が治す」ではなく「良いところ(辛くないところ)を増やして自ら治していく」という、まさにSF的治療法です。

今回のワークショップでは、実際に自分達で身体を動かしたり、ペアワークをしながら体感していきました。

当日の様子を写真入りで紹介していきます。

山田佳克氏
最初の40分位で、通常の治療に関してと、ソリューションフォーカスの考え方での治療について、 講義がありました。
印象的だったのは、山田氏ご自身も調子が悪い時は、病院で診察を受けることもあり、「医者に行かない人は、嫌いです」という言葉でした。(耳が痛かった!)
その上で、本人の元々持っている力を引き出して、 本人が望む状態にしていくアプローチをされています。

米国人医師L.ウィード氏によって1968年に始められた、問題志向型システム(POS:problem oriented system)では、初診時に得られた患者からの情報から問題リストが作成されて、診断や治療に関する初期計画が立てられるそうです。
ヒーリングにおけるSF活用では、最初の患者からの情報を得た後のアプローチが、解決志向型アプローチとなります。

  
〜コーピングクエスチョン〜
「こんな大変な状況の中で、どうやって頑張ってこられたのですか?」
〜スケーリング〜
「最悪時が1、最高の状態の時を10としたら、今はいくつ位ですか?」
〜スモールステップ〜
「それを、一つあげるために出来る事は何ですか?」
〜ミラクルクエスチョン〜
「奇跡が起こり、あなたの問題が全て解決したとします。あなたはどんな ことで、奇跡が起きた事に気付きますか?」

講義の後は、いよいよ実践に入りました。

《ワーク1:問診票に基づく解決志向型アプローチ》(お医者さんごっこ?!)
  1. 各自通常の問診票に記入:内容は、症状や現在・過去の治療に関しての事など
  2. ペアになって、お医者さんになったつもりで、相手(患者さん)に上記のSF質問

このワークで思ったことは、聞いてもらえると「結構、色々なことをやってみている。少しずつ良くなってきているかも」という気持ちになれるということ。

左右の高低差
左右の体重差
《ワーク2:自分のからだを知る》
ペアになってお互いのチェックシートに記入
左右のバランスを観ます(例:どちらの耳が高いか)
視診1.耳の高さ
2.耳の大きさ
3.肩の高さ
4.肩甲骨の高さ
5.肩甲骨の内外
検診1.足の体重差
左右に分かれた体重計に載って、 左右の体重差を確認。合計が総体重
2.座位での腕の長さ

足の体重差は、多い人では10Kg以上も差があった方もいて、本人がビックリしていました。
山田さん曰く、「からだは自分のことをよく知っている」
SFアプローチのポイントは、「問題を問題にしない」
「いいね!・・をいっぱいにしてあげること」

身体を動かす1
身体を動かす2
《ワーク3:SF的にからだを動かしてみよう》
  1. 前屈…無理しないで!力を抜く!
  2. 身体をひねる…楽な方法へ向いて力を抜く
  3. 背中を伸ばす…気持ちいい方をもっと伸ばす!
  4. 腰の動きをよくする…身体をバランスよく使う!

「身体もファシリテーションされたい」そうです。
どの様にファシリテーションするかというと、
PNF(proprioceptive neuromuscular facilitation)
つらい方向があれば、つらくない側への負荷を増やすということ。
ワーク3では、実際にこれを実験してみました。

再度ペアになって、ワーク2のチェックシートに沿って再確認。
私を含めて多くの人が、左右のバランスに差が少なくなっていたようでした。

最後に「からだとこころ」の関係について。
例えば、「緊張!」・・・からだはどうなる? こころはどうなる?
脳神経と自律神経のメカニズムについての講義。
そして、身体の中の臓器で、自分で調整できるものは「呼吸」で、からだとこころに影響を与えるもの。
緊張した時に“深呼吸”するというのは、道理にかなったものなのです。
そして、
『常に安定した深い呼吸の方のそばにいると、自分の呼吸も深くなる』
確かに、安定したエネルギーを持っている人や環境は、とても居心地が良くてリラックスすることができます。

参加者の田近さん
3時間があっという間に過ぎてしまいました。
最後に参加者全員から感想を話して頂きました。
J-SOL6の分科会発表者でもある田近徹太郎さんは、今日は、今までに体験したことが無い様な右足の痛みが あって、会場に歩いてくるのも大変だったそうです。
それが、不思議とワークショップの最後には痛みが、無くなっていて、ご本人がビックリされていました。

又、数日後にある参加者の方からメールで下記の感想を頂きました。

「山田佳克氏は深い呼吸と脱力で同じ空間にいるだけで安心していられます。そして自分の治癒力を高めるってこういうことなのか、うちの職員にも体験させたいと切に思いました。
『SFの理論はシンプルだけど、実践はアートね。』の意味も実感!」

私も、その日はいつも以上に肩凝りがひどくて頭痛があったのが、気がついたら頭痛も肩凝りも無くなっていて、不思議!!

懇親会
WS後の懇親会
今日のワークショップで特に心に残ったことは、「からだは自分のことを知っている」と、 「からだもファシリテーションされたい」ということ。
からだが何かのサインを発したら、上手にファシリテーションをしてあげようと思いました。
以上
posted by 株式会社ソリューションフォーカス at 02:33| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ
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