2015年09月01日

第41号【1-B】 SFアート・ラボ第六弾レポート

SFアカデミア SFアカデミアは「SFコミュニケーション」に関する
学習と実践を促す学び合いの場です。
SFアート・ラボ第六弾レポート
「“短所”や“批判”ともなかよくくらす工夫」
by小野友之さん・横田理彦さん

SFアートラボ第6弾は、『“短所”や“批判”ともなかよくくらす工夫』というテーマで、2015年8月9日(日)13時30分〜16時30分にちよだプラットフォームで実施されました。ファシリテーターは、SFアーティストクラブ会員の小野友之さん(小学校教員)と横田理彦さん(キヤノン株式会社)。

小野友之さん SFアートラボにて 横田理彦さん SFアートラボにて

オープニングで、ファシリテーの自己紹介が行われ、各グループでも自己紹介と「今日手に入れたいこと」が皆さんから語られました。

  • 批判や短所の相談に対処のレパートリー増やしたい。
  • 短所を自己開示できる仕組みづくりがしたい。
  • 批判を受け止める方法を知りたい。
  • 自分の短所への対処方法を得たい。
  • SFのステップアップをしたい。など。

また、ストレングスカードを使って、お互いにOKメッセージを伝え合いました。

この後、小野さんによって、「短所となかよくくらす工夫」が進行され、休憩をはさんで、「批判となかよくくらす工夫」が、横田さんによって進行されました。

まず、前半の「短所となかよくくらす工夫」です。
グループ毎にわかれ、ストレングスカードを使ったワークが行われました。

【ワーク】
  1. ① 主役はエピソードを語る。(自分の短所や弱みをあらわすエピソード)
  2. ② 主役の正面に座っている方が、「そんな自分についてどう思われますか?」
    と聞き、主役は思いを語る。
  3. ③ メンバーは、聞いたエピソードから感じ取れた、主役の強みをカードで
    選び、それを選んだ理由を伝える。
  4. ④ 主役はメンバーのコメントを聞いた上で、自分の感じる弱さはあるが
    ゆえに、自分の良さが活かされている、それを言い表しているカードを
    選び、理由を言う。
  5. ⑤ 自分の短所を見つめた一言感想と、自分へのOKメッセージを言う。
【ワークの感想】
  • カードがトリガーとなって、“そういう受け止め方できるんだ”と思える。
  • 自分の弱みは、単に「短所」というだけでなく、これがあるから「長所」もある。
    と思えた。

休憩を10分挟んで後半は、「批判と仲良く暮らす工夫 〜批判と仲良く暮らしていきましょう〜」のテーマで、まず、横田さんから、ご自身の「批判に対する姿勢が語られました。「批判の中の役立つことはよい。否定や拒絶を受けてしまうと前に進めなくなるので、自分の役に立つものに変えていく。批判なのか改善ポイントなのか、言われた瞬間はわからないこともあるので、1週間ほど寝かせる。」と。

次に、「批判の思い出のアルバム」ということで、自分の過去に受けた批判の
エピソードを大まかな時系列で書き出し、シートにも記入して、振り返りを皆で
行いました。

振り返り観点は、
  1. ① 自分の“批判の対処力、受け入れる力”はいくつくらいでしょうか?
    (1〜10でスケーリング)
  2. ② 批判への対処で役に立っていること、うまくいっていることは?
  3. ③ さらにためしてみたいこと、やってみたいことは?
  4. ④ “批判の受け取り方”で大切だとおもう点は?
さらに、批判を受け取るときの選択肢も紹介されました。
  1. 批判から遠ざかりたい。
  2. 言い返したい。
  3. 批判は受けながらも、役に立つ部分だけ取り入れる。
  4. 批判を生まない自分になりたい。
  5. 他には?
そして、そもそもの言葉の定義となぜ批判を取り上げるのかの背景が
確認されました。
批判:「批」事実を突き合わせるという意味。「判」は見分け定める。
非難:人の欠点や過失を取り上げて責める。
否定:情報そのものを拒絶する。
批判の中に「非難」や「否定」が混ざっている。これが人を苦しめる。
【批判に関するここまでの感想】
避難・否定で批判されると受け取れなくなる。
OKメッセージや承認とセットだと批判を受け入れられる。

横田さんからのコメントとして、批判というもののリフレーミングが大切で、批判が伝えているメッセージは何かと考えたり、肯定的な意図を汲みとったり、肯定的な言葉を受け止めたりなどが大切。

そのためにのセルフ質問として、「さまざまな誤謬(本質的でない発言)を取り除く質問」が紹介されました。

「相手の言っている二者択一ではなく、あなたが他に持つ選択肢は?」
「相手が認めていない例外をあなたは認めているとすると、それは何?」
「あなたが当事者でない第三者としたら何が見える?」
「不明確な前提はありますか? それらを明らかにするとして方法は?」
「論理を正しく感じるのにどんな情報が不足していますか?」
「感情的な先入観を抱いてしまった言葉は?」
「相手の発言から、権威・前例・多くの人が・お前だって・人格攻撃などを
排除してみましょう。何が変わる?」

この後、全員がスモールステップを発表、今日の発見を一つシェア。

【シェア】
  • もともと私自身正しいことしか言ってはいけないと思っていた。
    他の人は正しくないことでも平気で言っていると気が付いた。
    正しいか正しくないかはその場の話し合いで決めていけばいいんだ。
  • 批判はこわくない。自分の目標があるので、批判は嬉しくありがたい。
    今日までの自分は、自分で自分を批判していて、周りから批判されないよう
    予防線を張っていた。これからは、“嬉しくて取りに行く。”という発想で進む。
  • 批判そのものがだめだと思っていたが、否定・非難と切り分けて、受け取っていくことが大切と整理できた。発している人も、課題意識が高いから発しているのだ。と思えた。
アンケート

この後、Q&Aが行われ、アンケートシートを記入し終了となった。
今回のラボの特徴は、(1)アーティストクラブメンバーのお二人が企画・運営したことだと思います。横田さんも小野さんも、仕事がお忙しいにもかかわらず、何度もSkype使って、話し合いを重ねたことが、ご自分のための学びにもなったと語ってくれました。(2)お二人のSFアーティストぶりが、進行の仕方や内容、アンケート用紙の様式にもふんだんに表れていました。(3)ラボは、上記の集合の場での企画だけにとどまらず、フォローアップの機会がスカイプを使ってセットされ、実際に8月26日の夜実施され、時間が足りないほどに、たくさんの発言がなされ、参加した私も多くの触発と学びを享受することができました。小野さん、横田さん、日ごろからの学び経験・知識を惜しむことなくご提供くださって、場づくりをしてくださいましたことに、心からお礼申し上げます。

SFアカデミア レポーター:渡辺照子
posted by 株式会社ソリューションフォーカス at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | SFアカデミア便り
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